生物の世界は奥深い。世の中にはまだまだ、知られていない生物が存在する。平板動物もその一つ。前後、左右の区別はなく、体中に生えた繊毛を使って水槽の底をいろいろな方向にはい回る。大きさは約1mm。
平板動物のなかまはセンモウヒラムシ (Trichoplax adhaerens)ただ一種。一見するとアメーバだが、アメーバのような単細胞ではない。多細胞である。また、目や神経系はないようだが、神経系を備えていた形跡がある。無性生殖をして雄雌の区別もないようだが、卵をつくることが報告されている。
今回、平板動物を列島各地の海から採集するのに、筑波大学下田臨海実験センター(静岡県下田市)の中野裕昭(ひろあき)助教が成功し、温帯の海域に広く分布する可能性を示した。謎の多い平板動物に光を当てる発見で、6月19日付の英科学誌Scientific Reportsに発表した。
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参考 サイエンスポータル: 世にも不思議な平板動物 Wikipedia: センモウヒラムシ