キリン『本絞り チュ-ハイ グレープフルーツ』が果汁感や飲みやすさでお店のチューハイを上回るというプレスリリースが届いた。
なんでも、飲み比べ調査をした結果、果汁感と飲みやすさの5段階評価において、本絞りの方が高い数値をはじき出したというもの。
まさか居酒屋に缶入りのチューハイを持ち込むわけにもいかないので、同じブランドで7月18日から発売されている夏季限定の夏柑を飲んで、記者なりに果汁感と飲みやすさを検証してみた。
まず、飲む前に客観的に記載してある数値から。
果汁24パーセントは果汁感という意味において期待できそうな数値だ。
アルコール度数は5パーセント。ビール並みといったところだろうが、これは飲みやすいといえるだろうか。この点については、数値上は若干ながら疑問はのこる。
おつまみは、家飲みなので、料理ではなくスナック菓子とした。
グラスに注いだ感じの色は、4種のかんきつをブレンドしただけあって、夏らしい感じに見える。
飲んでみると、確かに果汁感はあるが5パーセントのアルコールが邪魔をしているようにも感じた。果汁の飲みやすさの分だけ、アルコール飲料であることがまるわかりなので、「お酒」感も強く感じた。
逆説的には、最近のジュース系のお酒では物足りないが、かといってアルコール分ばかり高いものでは気軽に飲めないという向きにはピッタリなのではないだろうか。
記者には飲みやすい=ジュースのような感じと定義した場合には、飲みやすいとは感じなかったが、3人に1人が缶チューハイと気づかなかったという調査は、このアルコール分に秘密があるのかもしれない。
あとは読者の舌でジャッジを下していただきたい。
※写真はすべて記者撮影