夏は「ヌカカ」に御用心!

夏は海に行く機会が多いのですが、海辺にもやっかいな「虫」がいるのを知っていますか?

夏は「ヌカカ」と呼ばれる小さな虫に要注意です!

「ヌカカ」とは直径1㎜チョイと「糠」(ぬか)の粒のごとく小さいのですが、その凶悪さは「ブヨ」に匹敵します。コイツに比べたら「蚊」など可愛いものです。
また「ヌカカ」は海辺だけでなく川や湖にもいるので、水辺や家畜が飼われている近辺は要注意です。
ちなみに海辺と言っても風を遮る場所のない「砂浜」には比較的少なく、磯やテトラポッドの周り、堤防などに多く分布しています。

また「ヌカカ」は体が小さく飛翔音がほぼ無いので、刺されるまで存在に気がつく事はほとんどありません。胡麻粒くらいなので腕に止まっても刺されるまで分からないのです。

そして刺されると例によって例の如く「痒み」とともに腫れてきます・・・
体質にもよりますが、刺されてから3日から一週間くらい痒みが続きます・・・
「ブヨ」に比べると腫れ具合は小さめですが、それでも直径5~10㎜くらいの跡がしばらく残ります。

そんな「ヌカカ」の対策ですが、まずは刺されないようにする事。と言っても、花火大会で海辺に行っただけで刺される事もあるので「虫除け」などで防衛しましょう。

オススメは「ハッカ成分」の入った『シーブリーズ』に、さらに薬局で購入した「ハッカ油」を混合したモノですが、人混みのなかで使うには「ハッカ臭」が半端ないので市販の「虫除け」が良いと思います。最近はソフトな香りのタイプもあるので、花火大会など人混みの中でも使いやすいでしょう。
しかし、その分「ディート」と呼ばれる虫除け成分も少な目なので、汗で流れやすい夏場はこまめに塗らないと、結局は「ヌカカ」に刺されてしまいます。

次に定番の「蚊取り線香」も有効です。ちなみに「蚊取り線香」は「蚊」に特化した商品なので、他の害虫には効果がないと言われていますが、それは間違いです。
そもそも「蚊取り線香」自体が「蚊」に対しても「殺虫」すると言うよりは「蚊が嫌がる」程度の効果なのです。なので他の虫に対してまったく効かない訳ではなく、遠ざける程度の効果は期待出来ます。
しかし、より強力な蚊取り線香もあります。山で働く人達に愛用されている『森林香』です。こちらは「蚊」だけではなく「ブヨ」などにも効果があるとされる成分が入っているのです。しかも「蚊取り線香」に比べると太いので一度に出る煙の量も増えています。

ちなみに『森林香』を携帯する為には、専用の携帯ホルダーが必須です。一般の蚊取り線香ホルダーでは、線香の太さが合わないので蓋が閉じられません。若干、割高感はありますが、予備の『森林香』を2個納めるスペースがあり、さらに収納スペースがある事でホルダーの裏が熱くならない利点もあります。これは優れモノなので『森林香』とセットで買うのが良いでしょう。

そして刺されてしまったら『ポイズンリムーバー』ですね。と、言いたい所ですが「ヌカカ」の場合は集団で、かつ肘や膝の裏などの急所を狙ってくるので、なかなか難しいものがあります・・・
刺される時は大抵の場合、何ヶ所も刺されているので『ポイズンリムーバー』では間に合いません。素直に家に帰ってから「虫刺され」の薬を塗りましょう。
また「ヌカカ」や「ブヨ」刺された場合、人によっては腫れも大きくなるので症状が重いと思ったら迷わず病院に行きましょう。

そんな訳で虫が多い季節は、なるべく「虫に刺されない工夫」をして虫刺されを予防しましょう。蚊よりも危険な虫は日本にも沢山居る事を忘れないで下さい。

酒と料理に情熱と脂肪を燃やすフリーライター ”日の丸構図で寄りまくる!”と言う素人写真を武器に暗躍する。美味しい料理を世界にバラ撒く”飯テロリスト”として各国の情報機関にブックマークされたが反省はしていない。 取材依頼(新店舗、新メニューのPR)その他記事の執筆依頼は下記のメールアドレスまでお願いします! [email protected] なんとなく作ったサイトも絶賛稼働中! http://foodnews.jp/

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