【動画1時間・写真中心】昨年よりも多く見せます!『赤毛のアン2017』4ブロックオーディション取材レポート

  by 古川 智規  Tags :  

毎年取材しているエステーのTOURSミュージカルは今年で20年目を迎え、「赤毛のアン」は実に15年連続15回目となる。
この記念すべき20周年赤毛のアンとしては15回目のオーディションのシーズンがやってきた。

前年の動画はかなりの視聴を集め、見たい人だけではなく出たい人にも高い関心があることがうかがえた。
そこで今年は全国で開催されたオーディションのうち近畿、東海、東北、関東の4ブロックについて同行密着取材したので写真と動画を中心にお伝えする。
動画は、4オーディションすべての会場で収録した振り付け、練習、ダンス審査、歌唱審査、インタビューをまとめてあるので、挑戦したい方はぜひご覧いただきたい。

過去の取材記事は以下のリンクを参考にされたい。

※参考記事
笑いあり!涙あり!感動あり! 2万人の鼓動 TOURS ミュージカル『赤毛のアン』観覧レポート
http://getnews.jp/archives/1097954 [リンク]

【動画あり】『ミュージカル・赤毛のアン』オーディションから合同合宿までを密着取材!見たい人にも出たい人にも全て見せます
http://getnews.jp/archives/1502680 [リンク]

【動画あり】今年は2公演を取材! 『ミュージカル・赤毛のアン2016』レポート
http://getnews.jp/archives/1516114 [リンク]

近畿ブロック

近畿ブロックのオーディションはさる3月27日に兵庫県尼崎市において行われた。
主催者挨拶の後、振り付け担当の先生とアシスタントが紹介され、早速年齢に分かれて振り付け指導がなされた。

小学生以下とそれ以上では、振り付けが異なる。予想以上に多く集まった応募者をさばいていくために、会場を分割しながらの指導が続く。

オーディションとはいえ、プロを選んでいるわけではないので注意すべき点やコツを短時間で先生が伝えていく。うまいことも重要なのだろうが、表情や飲み込みの早さも重要なのかもしれないと感じた。

審査前の点呼。後席は保護者だがそれでも近畿ブロックでこれだけの応募者があるとは担当者も予想していなかったようで、テキパキと時間内に進行するために苦労していた。
「2万人の鼓動」とは、応募者、演者、公演を見る人、スタッフから取材する記者までをすべて「参加者」として扱うので、こうした進行をスムーズに行うための裏方さんも重要な参加者なのだ。

先生も短い時間内でマスターしてもらおうと必死だ。

こうして21名の合格者を選抜して近畿ブロックは終了した。

東海ブロック

東海ブロックは3月30日に名古屋市において行われた。
エステーの広報担当である平井芙美加さんが挨拶に立ち、優しく応募者に語りかけながら緊張を解していく。こういう心遣いもこのミュージカルの特徴だろう。

これから始まるオーディションに緊張気味の応募者。

同様に年齢により会場を使い分けながら振り付けの指導が始まった。

ミュージカルはただ踊るだけではなく、セリフや歌もあるので見せるべきはダンスだけではない。表情がそのままダイレクトに観客に伝わってくるというのが練習風景を見ているとよく分かる。

歌唱審査に進むものは、一度集まってカラオケで大合唱。全体的な注意は受けるが、個別の指導は一切ない。オーディションの日までに自分で練習してこなければならないのが一発勝負の辛いところ。

合格者は、パンフレット用の写真撮影を終えて終了となる。

合格発表以降は先生たちは特にすることがないため、たまに隅の方で踊っていたりする。
撮影させてほしいとリクエストして、ダンスしてもらった休息写真。

19名の合格者を選抜、記念撮影をして終了した。

東北ブロック

東海ブロックの翌日3月31日に仙台市において東北ブロックのオーディションが行われた。
記者も名古屋から新幹線を乗り継いで仙台についたときにはすでに真っ暗。
これを8ブロックでやるのだから、スタッフは強行軍である。

誰が合格してもおかしくない状況で、審査は進んでいく。

ダンス審査は2回音楽が流れ、1回目は先生がガイダンスを付けてくれる。2回目はミュージックだけだ。

審査結果を待つ横顔は真剣そのものだ。

合格者はエステーから赤毛のアンのTシャツのプレゼントを受けてから写真撮影に向かう。

東北ブロックは16名を選択して終了した。

関東ブロック

北海道ブロックのオーディションが行われている最中に記者は東京に戻り、明けて4月3日に立川市において関東ブロックのオーディションが行われた。
応募者が多い関東ブロックは午前中に小学生以下、午後に中学生以上が行われる。
記者は小学生以下の部が終了した時点で取材を開始した。ちょうど、合格者の写真撮影が行われているところだった。

その間にも、会場の外にまで並ぶ長蛇の列は中学生以上の応募者。

受付も2箇所が設けられ、その人気の高さを思い知らされた。

他のブロックと同様に、振り付け、練習、ダンス審査と進む。

会場が明るかったので、速い動きでも写真が止まるかと思ったのだが、手先はどうしても流れてしまう。それだけ速い動きということだ。

審査員の紹介がされ、審査が始まった。

関東ブロックでは男性応募者も多いのが特徴だ。

エステーの平井さんが、合格者も不合格者も参加者なんだということを説明しながら心なしか寂しそうだった。
「やはり、すべてのブロックですべての応募者とお会いするわけですからね。その出会いは合格であろうが不合格であろうが大切ですし、感動です。その意味ではオーディションが終わる時間になると寂しいものですね」
と、感慨深げであった。

歌唱審査に進んだ応募者は舞台の袖で待機することになる。写真はその点呼の模様。

中学生以上で12名の合格者を選んで関東ブロックのオーディションは終了した。
では、まとめの動画をご覧いただこう。

■赤毛のアン2017オーディションダイジェスト(近畿・東海・東北・関東)
https://youtu.be/ds3WM79aQ_U

毎年取材しているが、今回は4会場の密着取材をした。複数回の応募経験がある人、出演経験のある人もいたが、全く一からの応募になるので、それぞれが真剣だ。
関東ブロック以外の合格者は東京で行われる審査で全国アンサンブルになるか、地方公演のみの出演になるのかが決まる。関東ブロックの合格者は東京で行われる最終審査に進む。
最終審査の模様は、別の記事でレポートしたい。

※写真と動画はすべて記者撮影・収録

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