チャットモンチーは四国出身のスリーピースバンド。ギターボーカルの橋本絵莉子が作曲をし、ドラムの高橋久美子が作詞をし、ベースの福岡晃子も作詞を担当することがある。ファーストアルバムの『耳鳴り』では「おとぎの国の君」が最も優れた楽曲であった。それから何年か活動をして、ドラムの高橋久美子が参加するのが最後になるアルバム『YOU MORE』が発表される。その中の「桜前線」という曲は「おとぎの国の君」をも越えるとても優れた楽曲となっている。このアルバム自体プロデューサーが付かずメンバー3人が制作の中心で居続けたらしい。元からプロデューサーいらなかったんじゃないの？と思わせる出来栄えだ。そして3人のミラクルが起こった。「桜前線」は完璧だ。
筆者は「桜前線」が世界的に有名にならなければならない曲と判断している。世界水準をクリアして、上位に食い込む出来栄えなのである。当の本人たちは思ったより難しかったという程度の手応えのようであるが、これほどの演奏、曲の作りを完成させたのは日本の宝だと言いたい。
誰しもが聴いてほしい。「桜前線」の為だけに『YOU MORE』を買う価値がある。サブスクでも聴けると思うので、それでも良いから聴いてほしい。何度も何度も聴いてほしい。
「桜前線」が世界中で聴かれる曲になりますように。。
