村上春樹氏、女優の宮沢りえさんから猫の着ぐるみをすすめられる。

１月１５日から始まった世界的小説家村上春樹氏が読者の質問に答える質問・相談サイト「村上さんのところ」は、締切が今月の３１日と言うこともあって、佳境を迎えている。

そんな中、「宮沢りえさんの誘惑」と題された読者からの質問の中で、女優の宮沢りえさんが演じる舞台「海辺のカフカ」を観て感動したという読者の感想に対し、村上春樹さんは次のように答えている。

僕もこのあいだ「海辺のカフカ」の舞台を見てきました。公演のあと楽屋に行って、宮沢りえさんと会って話をしました。とても素敵な方でした。彼女に「ねえ、むらかみさん、猫の着ぐるみを着てみませんか？」と言われて、心がぐらっと動いたんだけど、そんなものを着たら、ほんとにそのまま猫になってしまいそうな気がして、遠慮しました。あの着ぐるみって、作るのにすごくお金がかかっているんですね。

なんと、村上さんは女優の宮沢りえさんと直接話していたのだ。何ともうらやましい、いや、素晴らしい逸話である。

しかし、女優の宮沢りえさんでさえ、村上さんの心を動かせなかったとは、さすが世界のハルキ。

ちなみに、

日本の小説で一番印象に残った作品は何ですか？　

との読者からの質問に対して、

漱石の「三四郎」

坑夫

を挙げている。

質問・相談サイトは今月末まで受け付けている。

画像元：「村上さんのところ」http://www.welluneednt.com/　、舞台「海辺のカフカ」より　http://butai-kafka.com/