『ウェブベルマーク』ってなんだ!?ベルマークで誰でも被災地支援ができる2つの方法

 

『ベルマーク』と聞いて、「あったね~!」「懐かしい!」と今思い出した人、結構多いのではないでしょうか。もちろん、今現在集めている人や、存在自体を知らなかった人もいるでしょう。

今回はこの『ベルマーク』を使って、誰でもできる東日本大震災被災地支援に注目したいと思います。

 

ベルマークについて

 

“すべての子どもに等しく、豊かな環境のなかで教育を受けさせたい”という願いの元に、1960年にベルマーク運動がスタートしました。

ベルマーク運動への参加資格は、学校や幼稚園のPTAと大学や公民館に限られており、ベルマーク教育助成財団(以下、ベルマーク財団)への申し込みが必要です。

参加登録をした学校や団体が、協賛会社の製品パッケージなどに印刷されている『ベルマーク』を切り取って集め、ベルマーク財団に送ると、ベルマーク1点につき1円がその学校や団体の”ベルマーク預金”となります。

その預金を使って、学校や団体の設備品や教材などを協力会社から購入することができ、その購入金額の10%がベルマーク財団に寄付され、様々な教育援助活動に使われています。

現在は60社前後の協賛会社が約2000種類の商品に『ベルマーク』をつけていて、どの会社のどの商品に付いているかは、ベルマーク運動の公式サイトから一覧表をダウンロードできます。『ベルマーク』のベルの形には、「国内外のお友達に”愛の鐘”を鳴り響かせよう」という意味合いが込められているそうです。

 

ベルマークで被災地支援する方法

 

ベルマーク財団が行っている様々な援助活動の中には、東日本大震災で被災した学校に対する支援活動があり、元々ベルマーク運動に参加している学校や団体は、同財団が募集している”友愛援助”に申し込むことで、自分たちのベルマーク預金から直接被災地援助資金に寄付できます。(友愛援助の詳細は同財団の公式サイトでご確認下さい。)

そして、ベルマーク運動に参加資格のない個人やグループでも被災地支援できる方法が2つあるので、ベルマークを通して”誰でもできる”被災地支援として以下にご紹介します。

 

寄贈マークをベルマーク財団へ送る方法

 

「個人やグループで集めたベルマークを震災の援助に寄贈したい場合は、『大震災寄贈マーク』と書いてベルマーク財団にお送りください。その際は、できるだけマークを協賛会社別に分けて、袋などに入れていただくと助かります。寄せられたマークの点数を財団がボランティア団体などに依頼して集計し、被災したベルマーク運動参加学校のベルマークとして預金口座に預金します。被災校は、その預金で必要な設備や教材を購入することになります。」ベルマーク公式サイトより

 

友愛援助の申込書と、寄贈マークの送り先はベルマーク公式サイトのこちらのページでご確認下さい。

http://www.bellmark.or.jp/news/701/885.html?searched=%E5%80%8B%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%96%B9%E3%81%AF&advsearch=oneword&highlight=ajaxSearch_highlight+ajaxSearch_highlight1

 

また、協賛企業であるキリンビバレッジの公式サイトでは、生茶パンダのイラストが入ったかわいいベルマーク回収ボックス、メッセージボードなど3種類のペーパークラフトがダウンロードできるので、これらを利用してベルマークを集めてもいいですね。ダウンロードはこちらから
http://www.kirin.co.jp/entertainment/kids/papercraft/other/bellmark.html

 

ウェブベルマークのサイトからネットショッピングをする方法

 

『ウェブベルマーク』とは、東日本大震災で被災した東北の学校を支援するために今年9月17日から始まった、新しいかたちのベルマーク運動です。ウェブベルマークのサイトから買い物をすると、購入額に応じて販売元の協賛企業からベルマーク財団に助成金が寄付され、その寄付金が被災した学校への支援活動に使われます。協賛する企業は現在18社あり、ネットショップ大手の楽天やヤフーも参加しているので、ネットで購入したい商品はほぼ揃います。

 

最初にウェブベルマークのサイトで参加登録をし、あとはネットショッピングをするときに毎回ウェブベルマークのサイトから各協賛企業のサイトへ行って買い物をするだけです。ウェブベルマークのサイトを経由したからといって購入者には追加負担もない上、商品の購入価格も各協賛企業のサイトから直接購入した場合の金額と変わらないので、安心して利用できます。また、この方法で買い物をすると、自分がいくらの支援ができたかがウェブベルマークのサイト上に表示されます。これは被災地支援への参加を実感できて、とてもいいですね。

 

最後に

 

小学生の頃、ベルマークを集めて学校に持って行ったことがありましたが、大人になりすっかりその存在を忘れていたベルマーク。

今でもたくさんの商品に付いていて、個人でも集めれば被災地支援に役立つことを知り、私もさっそく集めています。そして普段から楽天で買い物をしているので、ウェブベルマークにも登録しました。サイトのデザインもなんだかオシャレで見やすいですし、これからはネットショッピングするときはウェブベルマークからしようと思います。

ちなみに筆者も被災地出身です。地元の小学校にも、ベルマーク財団から寄付金が寄せられていたことを、この記事を書くにあたり初めて知りました。ベルマークの存在を何年も忘れていてごめんなさい。

 

被災地はまだまだ復興途中です。身近なところから、被災地支援を始めてみませんか?

 

ベルマークの公式サイトhttp://www.bellmark.or.jp/index.html

ウェブベルマークの公式サイトhttps://www.webbellmark.jp

福島県出身。大学進学を機に埼玉県へ転居して以来、在住歴10年の埼玉大好き人間。 東京都内の会社で広報と自社のWebサイト運営・SEO対策を担当しながら、フリーランスのライターとして活動中。 趣味は読書・料理・旅行・アウトドア・野球観戦・スノーボード・オモシロガチャポンの収集など。

Twitter: @oguraminori