五月病の部下をもつ人へ。モチベーションを高める3つの法則

  by 浅川クラゲ  Tags :  

 

モチベーションを高める3つの法則を体系化した4人

モチベーションを高める3つの法則をモデル化したのは、ほんまでっか!?TVにレギュラー出演している心理学者の植木理恵氏、数多くの受験に関する著者を執筆している精神科医の和田秀樹氏、教育心理学者の奈須正裕氏、MBAホルダーで企業コンサルタントの大塚寿氏の4名である。この4名によって体系化された法則が下記の3つである。

 

①希望の法則

目標設定の段階で、1)頑張れば上手くいきそう。2)自分の能力ならば十分にやれそう。3)何をどうやったら良いのかが提示されている。という下地をそろえてあげるのが、希望の法則である。例えば不景気の今、いきなりメール1本で「前年対比150%以上数字を挙げるように」という指示だけでは部下のモチベーションは上がらないのである。まず、目標を本人と話し合って実現可能性が見込める数字を設定し、何度もフィードバックを行い、やり方が分からない部下には手本を示すことができれば希望の法則を実践できているといえるだろう。

 

②充実の法則

充実の法則は、目標に向かって頑張る中で、1)おもしろい、成長できている。2)自分で決めたことだから頑張ろう。3)期待されている。という気持ちを部下に与えてあげることを指している。実現可能性のある目標に向かって頑張っている部下に対して、仕事の面白みを発見させたり、ある程度の権限を与えたり、叱るときでも「期待しているからこそ叱る」という態度をとってあげることが充実の法則を実践するポイントである。

 

③関係の法則

関係の法則は、1)安心できる。2)関心をもたれている。3)職場の中で一体感がある。という環境を整えてあげることである。具体的には、部下の不安を解消して「この人と仕事をすれば大丈夫」という安心感を与え、フィードバックの中で「あなたは必要な人材だ」ということをしっかりと示し、メンバーをきちんと褒めて一体感を高めることができれば関係の法則を実践できているといえるだろう。

 

正直な話、これら3つの法則を全て実践するのは至難の業である。環境が許さないケースもあれば、感情に振り回されて部下を叱ってしまうケースもあるかもしれない。上記の3法則を完璧に実行できるのは、フィクションの世界でスーパーサラリーマンとして活躍する島耕作だけかもしれない。とはいえ、部下を預かる立場であればモチベーションの低い部下に手を焼くケースも増えてくるだろう。そのような時には自分のできる範囲で、この3つの法則を実践することをおすすめしたい。

 

足成より引用

http://www.ashinari.com/2012/07/01-364481.php

浅川クラゲと申します。大学にて臨床心理学を専攻。登録販売者やカウンセラーの資格を利用して本業(面接官)の傍ら、クスリやサプリメント、心理学に関する雑文やサブカルチャーに関する記事を細々と書いております。