国際化の時代です。かつては「行ってみたいな～よその国～♪」と歌われた憧れの海外旅行は、現在ではごく身近なものになりました。最近では、海外経験のない人を探すほうが難しいぐらいです。もしもあなたが飛行機に乗ったこともないとしたら、今すぐ本屋さんにダッシュして『地球の歩き方』を買ってきましょう。乗るしかない、このビッグウェーブに！
（参考）20代の海外旅行経験者は6割。未だ海外に行っていないのは男性の方が多い。
というわけで、初めて国際線の長距離路線に乗る人に向けて、飛行機に乗るときの常識（？）をまとめてみました。ヨーロッパ、アメリカ、オセアニア方面など、フライトが8時間を超える場合には、以下の5つのライフハックを私はいつも実践しています。
１．通路側の席を取る
戦いはチケットを購入する瞬間から始まっています。
長時間のフライト中、自由にトイレに行けないのはかなりのストレスです。通路側の席はすぐに埋まってしまうので、できるだけ早めに予約を入れましょう。外が見たいから窓側を……なんて考えるのは素人のすること。国際線の場合、見えるのは雲と海と荒野だけです。
また、快適さを追求するのなら最前列の席を狙いましょう。足を自由に伸ばすことができるので、ハッキリ言ってビジネスクラスと大差ありません。私はビジネスクラスに乗ったことがないので分かりませんが。
２．スウェットに着替える
さて、無事に飛行機が飛び立ちました。シートベルトのサインが消えたら、まずは何をするべきでしょうか。機内で放送中の映画をチェックする？ 機内販売の免税品のカタログに目を通す？ ノー！ 違います、まずはジャージやスウェットなどのラクな服装に着替えるべきです。
離陸したら、まずはトイレにダッシュしましょう。路線によりけりですが、たいていの飛行機のトイレには赤ちゃんのおむつ替え用のテーブルが準備されています。それを有効活用しつつ、パパッと着替えてしまいましょう。スリッパも忘れずに！ DQNだと思われたって構いません、昔から「旅の恥はかき捨て」と言うではありませんか。
ただし、パジャマになるのはさすがにやりすぎだと思います。（※一度だけ見たことがあります）
公共の場所であることを頭の片隅に置いておきましょう。
３．安眠グッズ＆おはようグッズを持ち込んでおく
エンジンのうなりや、誰かの会話、そして隣の席のイヤホンから漏れるノイズ……。飛行機の中はかなりうるさいです。また、消灯時間にも完全な暗闇になるわけではありません。気になる人は、耳栓やアイマスクは必須アイテムです。
さらに、安眠グッズとしておすすめなのがネックピロー型のまくら。何のこっちゃ分からんという人は、ぜひ“ネックピロー”で検索してください。飛行機や夜行バスに乗る人ならみんな知っているけれど、乗らない人は全然知らない。そういうタイプのアイテムでしょう。飛行機の座席は固く、かなり肩が凝ります。首を完全に支えてくれるタイプのまくらを私は必ず持ち込んでいます。
さらに歯ブラシや、簡単なメイク落とし＆化粧品もあると便利だと思います。本格的な洗顔はできませんが、私は口の中がベタベタのままでは眠れない体質なのです。
４．小説 and/or まんがを準備しておく
誰もが異口同音に言います。「最近、本を読む時間がない！」
諸悪の根源はケータイとFacebookとTwitterとLINEです。もしくは2ch。インターネットは暮らしを劇的に便利にしましたが、反面、読書などのじっくりとした情報収集の時間を奪いました。国際線の機内では、ケータイの電波は通じません。インターネットもできません。すばらしい！ 日常の喧騒を離れて読書にふけるチャンスです。
飛行機のなかは基本的にヒマです。映画などエンターテインメントのサービスもありますが、「あるものでガマンしてね」という消極的なもの。であれば、積ん読をここで一気に解消してしまいましょう。
本のジャンルにもよりますが、ヨーロッパ便なら往復で4～5冊は読めるはず。文庫本では荷物が増えてしまいますが、KindleやiPadでは離着陸の際に読めません（※とくに離陸時がヒマ）。一長一短ですね。どんな本を読むのか、あらかじめ吟味しておきましょう。
５．予行練習をしておく
ずばり、まんが喫茶に泊まりましょう。
狭い場所で寝起きする訓練をしておけば、エコノミークラスの座席でも快適に過ごすことができます。私の場合は、中学生のころに家出してまんが喫茶を泊まり歩いた経験があり、座ったままの姿勢で眠ることにも慣れています。明かりがついていようが物音がしようが、どんな場所でも眠れます。そんな私にとって、エコノミークラスの座席は空飛ぶまんが喫茶でしかありません。
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以上です。他にも飛行機に乗る時のライフハックがあれば、ぜひ教えてください！
それでは、よい旅を！
