プロが使用する便利で快適な市販アイテムを公開!新年度の新たな生活の参考に

  by 古川 智規  Tags :  


記者(ライター)というのは、いろいろな執筆形態があるようだが、記者の場合は基本的に取材をして執筆する。取材をせずに記事を書くことはまれである。
取材をするということは、取材先に出向いたりレビューのために自宅であっても写真撮影をしたり、動画を記事に埋め込むために動画収録をすることもある。写真は一眼レフカメラで撮影することがほとんどだが、動画はあくまでも記事の補助的なもので、テレビ局ではないのでスマホで収録することがほとんどだ。
また、ニュースサイトや雑誌の記事執筆以外でもインタビュアーであったり、学会や座談会に出席して発言内容をまとめてわかりやすく起こす等の仕事もあり、多岐にわたる。インタビュアーであれば音声を収録することもあり、声を使うこともある。

そんな記者が使う様々なグッズを紹介したい。
プロ用として売っている手に入りにくい高価なものではなく、一般に手に入る誰でも使用できるものに限定する。サラリーマンでも学生でもライフスタイルとアイデア次第で応用と使用が可能なものばかりなので、新年度の新しいアイテムとして参考にしていただきたい。

なぜ記者が顕微鏡?


最初に紹介するのは、なんと「顕微鏡」。理科の実験で使ったようなプレパラートを使用するものではなく、ポータブルなもので持ち運び可能で手軽なものだ。
とは言え、意外と本格的で十分実用に足るものだ。

システム手帳で有名なレイメイ藤井が販売するポータブル顕微鏡2種は、子供の学習用としての商品だが実は記者には実に優れた実用アイテムだ。
写真左は「ハンディ顕微鏡 petit」(プチ)で20倍の顕微鏡。対物レンズ部分にはLEDライトが内蔵されているので鏡台を調節する必要はない。またUVライト(ブラックライト)が内蔵されているので、肉眼では見えないものが浮かび上がってくる対象を見ると面白い。なにせ小さいのでキーホルダーとして持ち運び可能なのが便利この上ない。LEDライトは対物用と、普通のライトの2種が装備されておりスマホ撮影時の補助光としても使用できる他、懐中電灯としての使用も可能。
写真右は、「ハンディ顕微鏡ZOOM」で少し本格的な顕微鏡。ストラップがついているので持ち運びは可能だが、キーホルダーになるほど小さくはない。こちらは60倍から120倍の連続可変式で、対物用LEDライトとUVライトを装備。

記者がどのように使用するのかというと、例えば化粧品の記者発表会でその場で試用する際の観察用が好例だ。
撮影に使用したのはリベルタが発売する男性用の「VIFORM ハンドクリーム」だ。

撮影のため、女性に使用してもらったが、まずは使用前の手の甲を観察する。20倍で十分だ。

必要であれば、120倍に拡大して見ることができる。
ちなみに、両商品ともスマホのレンズを密着させれば撮影も可能だ。これがレビュー記事に役に立つ。

使用前の写真は、かなり乾燥しているのが画からもはっきりと分かる。

使用後は、保湿成分が加わってキメが細かくなっているのがわかる。
このようにして、その場で商品レビューができるので、記者発表会の場ではメーカーの担当者に直接疑問をぶつけることができる。
紙幣のマイクロ文字や、旅券のブラックライト対応の印刷を暇な時に見てみるとそれだけで楽しいという副産物もある。
大人でも十分に楽しむことができるアイテムだ。

動画の撮影は意外と辛い


動画の撮影は主にスマホを使用するが、これがなかなか辛い。1分程度であれば問題ないが、手ブレをなるべく避けつつ腕や手を固定したまま数分間保持し続けるのは至難の業だ。もちろん、テレビ局はVTR用の三脚を使用して完璧に撮影するが、記者は一人で撮影やメモをこなさなくてはならない。
そこで、上海問屋 (ドスパラ)が販売する「ハンディマルチホルダー」の登場だ。
手持ちの一脚という感じのものだが、手で握る部分が金属製であり、なかなかの重量感がある。しかし、この重量こそが大切で芸能人の囲み取材の収録には逆に重量で安定するので楽に撮影することができる。ストラップの接続は革製で接触音が動画に入らないようになっており、水準器までついてる。

記者は主に一眼レフを使用して写真を撮るが、写真を撮りながら動画の収録は不可能だ。
そこで、カメラのストロボを接続するアクセサリシューに三脚用のネジが付いたものを別途購入すると、写真のようにカメラの上にスマホがドッキングする。
その上部にはさらにダミーのアクセサリシューがついているので、記者は直付けのガンマイクを使用しているが、一眼レフ用のガンマイクを接続すれば音声の収録にも便利だ。

このように接続すれば、写真を撮りながら動画を回しっぱなしにできる。また、カメラを置くテーブルがある現場であればカメラが三脚代わりとなる。
これを使用してからと言うもの、芸能人が登場する記者発表会での動画活用が増えた。一人ですべてこなせるのが便利この上ない、なかなかのプロ仕様なアイテムだ。

声を使う仕事だって安心!


前述したように、記者とはいえインタビュアーとして音声を収録することもある。近くで収録があればばいいが、遠くに出張することもある。この日は寝台列車で移動するインタビュアーの仕事だった。
寝台列車の個室や、ビジネスホテルの狭い部屋では乾燥で喉がやられてしまうことが多い。そうなれば仕事にならない。そこで、出張時に欠かせない加湿器がcado(カドー)のポータブル加湿器。
USBで充電して、水を入れてスイッチオンの簡単構造。メーカーの話によると3段階の切り替え機構を持っているが、間欠の弱モードで十分だとのこと。USBケーブルはケースとともに付属しているが、その気になればスマホ用のマイクロUSBケーブルとモバイルバッテリーで充電可能だ。
写真のようなケースも付いていて、ビジネス用カバンのドリンク収納部に入るくらいの大きさだ。つまりケース込みでペットボトルよりも少し太いくらいだ。

底にはすべり止め加工が施してあり、在来線を走る寝台列車(285系電車)の1階個室窓枠に置いて一度も転倒することはなかった。水は水道水を使用するので優等列車であれば水は洗面所でいくらでも手に入る。
ちなみに、付属品としてピーズガードという除菌消臭剤も入っているので、家庭ではこれを投入することにより消臭加湿器となる。
別売にはなるが、専用のアロマ蒸留水を使用すれば森の香り漂う空間に大変身する。なお、水を本体に入れて持ち運ぶことはできないので、そこは注意を要する。

打ち合わせから取材までを円滑に!


記者が取材をして記事にしようとするときには、毎日山のように届くプレスリリースに目を通すことからスタートする。その後、役に立ちそうなリリースに対して担当者に問い合わせをして実際の打ち合わせを実施する。
その際には、クリアフォルダにつづられたプレスリリースの山を持ち運ぶことになる。あるいは担当者が関連の資料をクリアファイルに入れて記者にその場で手渡すこともある。そのような打ち合わせが1日に何件もあればたちまちカバンの中はクリアファルで一杯になる。ビジネスマンも同様だろう。
そのクリアファイルの束は案件ごとに異なる内容なので、あとで整理して読み返すのが大変なのは、記者に限らず学生もビジネスマンも内容は異なれど似たようなものだ。
そこで、束となったクリアファイルをそのまま一冊のファイルにしてしまおうというアイテムがコレ。
お掃除道具のコロコロで有名なニトムズの「はがせるくっつくファイル」は、写真の黒いテープ部分が粘着テープになっていてクリアファイルをそっと接触させるとピタッとくっつく。あとは本のようにクリアファルをとじ込んでいくだけ。終了案件のクリアファイルはひねるように剥がすと、簡単に外せる。
ファイルが広がらないように閉じた状態で保持できるゴムバンドが取り付けられているので実用的。取り換え用のテープも付属してるので粘着力がなくなれば、取り替えればいい。3枚のクリアファイルもついているので、すぐに使い始めることができる。

付せんも、学生やビジネスマンには必修のアイテムだ。しかし、大きさが様々でぴったり来るものがなければ切ったり、2枚使ったりとなかなか大変だ。
そこで、のりで有名なヤマトが販売する「テープのふせん」。
のりの老舗が開発したブランド物なので、接着力と剥がしたあとのキレイさは特筆モノ。
セロハンテープのようなカッターが付いているロール紙で、全面にのりがついている接着面なので、好きな長さにカットして剥がれる心配はない。紙なので手でちぎっても構わない。

紙ではなくフィルムタイプが好みであれば、同社の「CHIGIRU」 (チギル)が便利だ。
一辺が5ミリメートルの方眼状になっていて、ミシン目にそって好きな形にちぎって使用することができる。

記者にとって便利なのは、硬い台紙が付いていること。
これは、手のひらに置いて立ったままメモをとることができるという取材にはうってつけのアイテムだ。
取材時にさっと胸ポケットから出して、手のひらでメモを取り後で該当するプレスリリースにちぎって貼り付ければ、取材のアウトラインが説明されたプレスリリースに自分の独自取材の内容のメモを貼り付けたモノが完成する。コレだけで取材の8割は終わったようなものだ。

そして打ち合わせ時に、自分のスケジュールや、該当案件の個別のスケジュールをどうやって管理・調整するかが問題になってくる。
基本的には電子的に同期ができるスマホのカレンダー機能を使用するのが一般的だが、初対面の相手にいきなりスマホを出していじくるのは、なかなかできるものではない。ビジネスマンではなおさらのことだろう。
そんなときに便利なのが前述のニトムズが販売するアイテム、「貼ってはがせるカレンダーシール」。
写真左がSサイズで右がMサイズ。
月に印をつけて、日付を書き込んでいくだけでカレンダーシールが出来上がる。もちろん、全面のり付きできれいに剥がすことができる。

これに、「CHIGIRU」を文字通りちぎって貼りながらスケジュール管理をしている。

書き込んで貼ってもいいし、貼って書いても良い。

記者の場合は、Mサイズに自分の全体のスケジュールをあらかじめ書いておき、「はがせるくっつくファイル」の裏表紙に貼っておく。見られたくないプライベートな予定は好きな記号で印をつけておく。
そして、案件ごとのスケジュールはSサイズに書き込んで該当のクリアファルに貼り付けておけば、担当者とスケジュールを見ながら共有することができる。
もちろん、スマホの電子スケジュール帳には後で同期をとっておく。

小物の収納は面だ!


便利な小物を多く持つとそれだけかさばるし、カバンの中でどこにいったのかわからなくなるのは困りモノ。ましてや、出張時の大荷物のときはステーショナリーグッズからカメラ用の小物まで、どこに何が転がっているのかわからなくなる。
そんなときに便利なのが、バッグインバッグ。youta(ヨータ)のB5サイズのクラッチは軽くて柔らかい合皮製で、雨にも強い。
そのまま持ち歩いてもデザイン的に全く問題はないが、記者は荷物が多いので上記のような小物を入れるバッグとして使用する。
色も各種あるので、女性ならば化粧ポーチとして使用できる。iPad程度の大きさならばこれにすっぽりと入る。

美味しいお茶は作業がはかどる!


家で原稿を書くとき、出張で出かけるとき、お気に入りのお茶がいつでも飲むことができれば、気分もよく作業もはかどるというもの。
最後に紹介するのは、特に記者アイテムとうわけではないが、持っていて損はない逸品だ。

三栄コーポレーションが販売する「ビタントニオ ツイスティー」は、ティーポットとタンブラーが一つになった優れもの。

下に茶葉を入れ、お湯や水を上から注ぐと好みの濃さで抽出を止めることができ、そのままタンブラーとして持ち歩くことができる。

下の部分を回転させることで、お湯や水を茶葉の入った層に落とすことができるし、分離することもできる構造。

記者は、台湾産のウーロン茶が大好きなので外でも飲みたいと思っていた。中国茶は日本茶のように刻んではいないのでお湯で抽出すると茶葉が広がり、1枚の葉っぱになる。つまり、1回茶葉を入れると何杯でも飲むことができる。家ではマグカップに茶葉を入れて直接お湯を入れて茶葉が口に入らないように避けて飲むことができるが、外ではそうはいかない。
とは言え、大量に抽出したお茶を持ち運ぶのも重くて面倒だ。

上下をつないだ状態では、お湯は茶葉が入った抽出部に入り込んでお茶ができる。全体の容量は380ミリリットルだが、タンブラー部分は290ミリリットルだ。

つまり、最初に抽出部を閉じておいてお湯を注ぎ、フタを閉めてから抽出部にお湯を落とすと、好みの濃さになったときにひっくり返して抽出部を閉じてしまえば、2杯目も3杯目もお湯を注ぐだけで美味しいお茶を飲むことができる。日本茶や紅茶でも2杯目までは大丈夫だろう。

抽出部の目は細かいので、茶葉が漏れることはない。
洗浄はすべてのフタを外して、金属フィルター共々、水洗いすればOKだ。
水でも時間をかければ抽出できるので、外出先でもミネラルウォーターを買って注げば美味しいお茶を楽しむことができる。

メーカー推奨の使用方法ではないが、レギュラーコーヒーでも抽出することができた。コーヒーからは若干の脂分が出るので、洗浄には注意したい。また、細かいコーヒーの粒がコーヒーに出てくるがこれは好みの問題だろう。記者は本格的なコーヒーが飲めるのでいいと思った。

なお、本体は二重構造で熱湯を入れても熱くならないので手で持つぶんには何の問題もないが、保冷・保温機能はないので、マグカップや一般的なタンブラーよりは若干冷めにくく暖まりにくい程度だと考えたほうが良い。

記者が使用する便利グッズや快適アイテムの一部を紹介したが、読者のお仕事や環境に合わせて工夫やアイデア次第で各自にピッタリの使い方が見つかるかもしれないので、参考にしていただきたい。

※写真はすべて記者

乗り物大好き。好奇心旺盛。いいことも悪いこともあるさ。どうせなら知らないことを知って、違う価値観を覗いて、上も下も右も左もそれぞれの立ち位置で一緒に見聞を広げましょう。

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