長友でも勘違いしちゃったかな?の長友佑都・平愛梨の婚約会見を見て感ずること

  by あおぞら  Tags :  

年の瀬に『無名の人生』という新書を読んだのですね、それでその本を読み終わって考え方がいきなり大きく変わった出来事があったのです。出来事というよりある事柄に関する感想が変わったというか….

それは先ごろ行われた微笑ましい金屏風前の長友佑都と平愛梨の婚約会見だったのですが、全般的にかわいらしいひな人形のようなカップルで、今年の初めのDAIDO&北川景子の結婚会見に近いほどの感じの良い二人で、幸せな二人は人を幸せな気分にするものだなぁとアモーレの力を動画の小さな画面から感じていたのです…..

…が、考え方が一気に変わったのは先述の『無名の人生』という新書に「見せびらかし」という言葉が出てくるのですが、その一言がどうもこの会見に重なってしまったのです。この新書によるとかつての日本人は自己顕示を嫌っていたのですが、今の時代は誰もが自己顕示をするようになったと。

確かにその一文を読んで、長友佑都という人物は好感が持てるし、平愛梨も本当に人柄がよさそうでお似合いのカップルと思っていたのが、いきなり『あの会見問題ありが多かったのでは?』と思い始めたのですね。本の影響力強し!

人の幸せに横やりを入れるようですが、果たして会見で記者の人たちに自分たちのプロポーズの瞬間を撮影していたものを見せる必要があったのか?長友佑都がサッカー選手だったから、職場であるスタジアムで「結婚してください!」と言うことができたけど、力士の場合だったら土俵の上に女性が乗ってはいけないのでありえないだろうなと、勝手な想像まで飛び込んできてしまいました。まぁ、女性のことは置いといて国技館がそんな私的な出来事に会場を開放するはずはないでしょうが、話を戻していくらサッカー選手であってもグランドを貸切るような手筈を整えるのって、ちょっと権力をかざしているようにも思えるし、何より神聖なグランドにハイヒール姿の平愛梨はブラマヨ吉田の言葉を拝借して「どうかしてるぜ!」

パリのルーブル美術館は確か床の保護のためかハイヒール禁止と聞いたことがありますが、静かな美術館にヒールの音が響くのも周りに迷惑ですし理にかなっていると思います、もしそうであれば。また、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂ではノースリーブは禁止なので、大聖堂前ににわかのTシャツ売りがいてうっかりノースリーブの観光客はそれを買わなくてはいけない始末。自分自身がそうだったのでしっかり覚えているのですが、ヨーロッパは特に建物に対しての敬意を払う気持ちが強く、歴史の重みを感じます。だから、愛らしい天然の平愛梨が長友佑都の本拠地の8万人も収容する国内最大のグランドにハイヒールで立つのは、地面に対して残酷に思ったのですね。

サービスでその劇的プロポーズの映像を公開したのでしょうが、なんでもかんでも見せることは侍的な印象のあった長友佑都にはふさわしくないと思いましたね。それに今年は暗いニュースが多かったので、自分たちの明るい話題の会見で盛り上げたいというような趣旨を仰っていたのですが、それは不遜というものですよ。因みに不遜とは『へりくだる気持ちがないこと。思いあがっていること。また、そのさま。』

あの感じの良いカップルに対してこんなことを書くのは気が引けるのですが、でも、やはり、やりすぎだと思うのですね。平愛梨も高価な婚約指輪を受け取った後にじゃがりこが良かったとか言うのは、記者会見で最初聞いたときはおかしかったのですが、この方、じゃがりこのカルビーのライバル会社の湖池屋の同じような商品のポテのんとやらのCMに出ていたようですね、こりゃ、お世話になった湖池屋に対していくらなんでも失礼でしょう。

少し考えが二人にあれば、それが実際言われたとしても、記者会見で口にする必要はなかったんですね。余計なことを言ってしまっているから平愛梨のお兄さんが「長友佑都やろ…」と高価な指輪はもらえるはずだというような口ぶりで美人の妹に話したことを平愛梨自身が婚約者を横にして話してしまっている。こういう会話を長友佑都が聞くのもなんだかいい感じはしないでしょうし、女手一つで育てた長友佑都のお母さまは特にいい気はしなかったと思いますね。その割に自分は宝石が似合うような女ではないというのが、謙虚を通り越して一体何か悪さでもしていたのか、フシダラナ過去があるのか?とも思わせてしまうような困った発言、でも、しっかり婚約指輪はカメラに向けてポーズをとるんですけどね。う~ん、これを天然狂気と名付けようか….

婚約後、二人で『行列の出来る法律相談所』にそろって出演し、平愛梨の天然発言特集は面白かったのですが、最後に平愛梨の両親から手紙が届き司会進行のアナウンサーが読み上げるのです。その手紙の締めの「返品・交換はなしでお願いしたい」の内容に、皆がクスリとこれも微笑ましかったのです。実際、私もユーモアーのセンスありと思ったのですが、よくよく考えるとテレビの前で全国放送で娘と結婚しても離婚は許しませんよ!とクギをさされている感じが否めないんですよね。結婚すれば半分の確率で離婚はあるわけなので、それを考えるとあまりはしゃぎすぎるのは問題でもあるんですよね。

一昔前、アメリカにはオプラという黒人女性のトークショーがあり、この番組は『徹子の部屋』じゃないけど、視聴率も高くオプラも超人気者で影響力もあり、大スターたちも出演したがる番組でした。トム・クルーズは当時ケイティー・ホームズと付き合っていたのですが、その話を振られた時、トム・クルーズは異常に興奮して座っていたソファーにジャンプしてお猿さんみたいに身軽に飛び乗ったんです。あれ、見ていて不気味で行動が本当に異常に見えたのですが、結局、二人は一人娘に恵まれた後、泥沼の離婚劇を繰り広げたのですね。

長友佑都、平愛梨は共に30代でもう立派な大人なのですが、この記者会見の未熟さを感じ、昭和と比べてみたく三浦友和、山口百恵の婚約会見をYoutubeで見てみたら、百恵さんは当時21歳ですよ、しかし、人としての落ち着きや発言の成熟したこと。昭和と比べて今がていたらくと文句を言っているわけではないのですが、この二人は決して見せびらかしなどはしていないのです。自己顕示がないのが素敵なのです。

天然って意地悪な性格よりはいいと思いますが、でも30代の天然はちょっと問題かなとも思いますし、心の中を包み隠さず口にすることは、決して賢いことではないんですよね。自分たちが今年の悪いニュースを吹き飛ばすがごとく良い話題を提供しますのような姿勢は思い上がりもいいところ。平愛梨も過去CMでお世話になった湖池屋を無視して、カルビーの商品を短い会見で言う必要ありましたかしら?

長友佑都も平愛梨も好感をもっていたからこそ興ざめしてしまいましたね。結婚後、同居するミラノ生活、そして長友はレギュラー目指して活躍するのでしょうが、自分の職場をハイヒールで踏みつけていた悪気の全くない嫁の平愛梨はあげまんになれるか?プロポーズの様子から何から何まで見せびらかしに思えた会見から推察するに、長友佑都はレギュラーになれず、結構厳しい新婚生活になるのではないかと。

結婚すれば、離婚があるのは半々の確率です。平愛梨は引退はしないと宣言していたのはエライです。そして長友愛梨などと改名はゆめゆめなさいませんように。

でも、私の予感が外れることが一番良いことなんですね、ここは強調しておきましょう。ただ、手放しで人気者をほめるだけってことは脳がないということで、ちょっと苦言を申してみました。

画像: from flickr YAHOO!
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