グラノーラの空袋でグラノーラを当てる? 他社の売り上げが確実に伸びるキャンペーンスタート!

  by 古川 智規  Tags :  

「第3の朝食」かどうかは別として、人気の高いグラノーラ。
シリアルとは違うとはいえ、市場ではすっかり知名度を上げたグラノーラだが、若干お高いのが気になる。
そんな中で、何とも不思議で好戦的な『前代未聞?空袋で「グラ替え」!? キャンペーン』というのが6月1日から始まったので紹介する。

今回の主役は日清シスコが販売する「ごろっとグラノーラ」(ごろグラ)。
これを買って何かを当てよう!というものではない。
むしろ、これを買っていては何も当たらない。

「ごろっとグラノーラ」以外というか、はっきり言ってしまえば他社のグラノーラの空き袋を送ると、グラノーラが当たるというもの。
期間は6月30日までで、具体的には「ごろっとグラノーラ」3品セット (贅沢果実200g、充実大豆200g、宇治抹茶200g)が5610名に当たる。

とりあえず、もらっても美味しくなくては欲しくないので、ごろグラを食べてみた。
選んだのは「贅沢果実」だが普通に美味しいグラノーラだ。

他社製品を食べなければ応募できないので、カルビーのフルグラ。
やはり普通に美味しい。というか、中身のフルーツ以外に違いはよく分からない。

最後は、ケロッグのフルーツグラノラ。
これだけは、従来のシリアルが入っているので違いがよく分かるが、どれも美味しい。

「ごろっと」なので5610名という安直な当選数なのはいいとして、広く一般のグラノーラユーザーに食べてほしいという自信の表れともとれる「損して得取れ」的な発想は、同業者のみならず消費者への挑戦であると言える。
このうれしい挑戦を消費者として受けない手はないだろうが、その後にブランドチェンジするかどうかは食べた消費者の舌にかかっていると言えるだろう。

※写真はすべて記者撮影

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