Microsoftが、モバイル・デバイス用のポピュラーなアプリ、SwiftKey Keyboardを買収する。

  by iikura  Tags :  

 Microsoftが、モバイル・キーボードのタイプ入力を簡素化する、AI技術を使用した、ポピュラーなユーティリティ、SwiftKey Keyboardを、SwiftKeyから買収する。 2016年2月3日

 By Sarah E. Needleman、WSJ

 Microsoftが、モバイル・キーボードのタイプ入力を簡素化するための、予測技術を使用した、ポピュラーなモバイル・アプリ、SwiftKey Keyboardを、英国のソフトウェア・ベンダTouchType(SwiftKeyとして営業している)から買収する。

 Microsoftによると、SwiftKey Keyboardのソフトウェア・キーボードと開発者キットは、世界で3億台以上の、iOSかAndroidを搭載した、モバイル・デバイスで使用されているという。

 Microsoftは、iOS用とAndroid用のSwiftKey Keyboardのアップデートや開発を続ける意向である。

 Microsoftは、正確にキーストロークを予測して、修正する、SwiftKeyの人工知能(AI)技術が欲しいようだ。

 Alphabetに買収された、DeepMindの研究者は、ソフトウェア・プログラムが、囲碁のチャンピオンを負かしたときに、ブレークスルーを要求した。

 Appleは、人間の顔の表情で、感情を認識するために、AI技術を使用する、スタートアップ、Emotientを買収した。

 IBMのWatsonから、自動運転車、自律ロボット、CortanaやSiriといった、パーソナル・デバイスに組み込まれた、ユーザと会話できる、パーソナル・アシスタントまで、さまざまな分野の、さまざまな用途に、さまざまな特徴(音声認識、自然言語での会話、人や動物や物や風景などの認識、ゲームの対戦など)を持つ、さまざまなレベルの、AI技術が開発されている。

 Financial Timesによると、Microsoftは、設立されてから8年経つ、TouchType(SwiftKeyとして営業している)に、2億5000万ドルを支払い、同社の150人以上の従業員を雇用するという。

 この買収は、クラウド・ベースの生産性ソフトウェアとAIにおける、Microsoftの目標をサポートすることを目的にしている。

 Microsoftは、SwiftKeyの技術を、他の製品にも、統合していくことを計画している。

IT関連のプレスリリースや記事を抄訳し、ブログで提供しています。

ウェブサイト: http://iikurakoichi.cocolog-nifty.com/blog/