ヨドバシカメラの通販がAmazonを抜いた日

  by lunaticnoir  Tags :  

ヨドバシカメラのネット通販、『ヨドバシ.com』(http://www.yodobashi.com/)の勢いが止まらない

ヨドバシカメラの通販が王者Amazonの売上を抜いてネット通販サイト国内トップに立ったのはつい先日の話だが、このままで行くと出てくるであろう後続も含め、ネット通販という分野に大きな変化が訪れるかもしれない。
ヨドバシカメラというと、都市部を中心に合併と店舗拡大を繰り返す他の家電量販店とは違い独自の路線で有名だが、通販では電気製品のみならず、食料品やアウトドア製品や書物など、ほぼ扱えるであろう全部の分野の商品を取り扱っている。
更に24時間体制で表示は税込み価格配送料は全て無料、1万円以上の商品については90日間無料保証(限度額は100万円)、更にポイントカードの連携も出来、通販での買い物でも10%のポイントが付く
このサービスについては店舗でも利用可能で、例えば商品を店舗で受け取る、リサイクル品の回収等のサービスもパソコンで申し込みが出来るので、時間がない人にも便利かもしれない。
マーケットプレイスが増えてトラブルが多発しているAmazonのサポートが面倒なのとは違い、サポートもヨドバシカメラが行うので、その点でも使いやすいと言える。

しかも。
意識的にか買い物画面はAmazonに似ているので、Amazonを利用した事がある人にとっては使い方に迷うような事は少ない。おすすめ商品や、リクエスト、レビュー(書いてもポイントがたまる仕組みになっている)やコミュニティーサイトまである。
商品ページには現在の商品の在庫状況が表示され、また配送先を登録しておけば商品ページに自宅なりに届く時間も計算されて表示される仕組みになっているが、こちらからの指定も出来るようになっている。輸送も元々ある流通ルートも利用してかなりのスピードで手元に届くという訳だ。

他の家電量販店が一部の『爆買い』を頼りに店舗を展開している中、安定したサービスと商品で一気に人気に火がついた感じだ。
『爆買い』については新宿のラオックスなど、中国企業に吸収合併された企業が大型店を出して、そこに観光バスで乗り付けるツアーが人気だそうだが、店員も中国からの派遣だったりと正直『日本の消費』にどれだけ貢献しているかは未知数だと個人的には思っている。

他の大手通販会社の楽天やYahoo!は、店舗ごとに自社製品という店舗も多いなので、商品の詳しい説明などに関してはそちらの方が良いかもしれない。ただ、飲料などの定番商品などについては値段とサービスと比較して選ぶのも良いかもしれない。
消費者としては選択肢が増えた事で他の会社のサービス向上にも繋がる期待が持てると言える。

家電量販店については現在他の会社も様々な商品を展開している。
現在の王者ヨドバシにどれだけ後続が出てくるか、それも楽しみである。

(写真はWikiより。ヨドバシカメラ新宿本店)

いつの間にか個人というよりプロジェクトとなってしまいました。文章・もの造り・音楽・コンピュータから各種分析その他様々なものを扱っています。 ゲーマーかつアニオタかつハードSFとクラシックとハードコアが混在した世界の住人です。