下世話なネタから、真面目なネタまでを俺氏の独断と偏見でバッサバッサと斬っていく「コラム:俺説!」
今回のテーマはジブリ!
先日、スタジオジブリ最新作の”思い出のマーニー”が公開され「大ヒット公開中!」ですね。
もちろん、私も見させてもらいました!
私は約年間200本ぐらい映画を見るぐらい映画好きで、まわりに映画好きも多いんですが、正直あまりパッとしない印象。
決して悪い映画じゃないんですが、正直、ちょっと公開の時期が悪すぎる!
るろうに剣心、マレフィセント、GODZILLA、プレーンズ、ポケモン、仮面ライダー、と今年の夏映画は話題作揃い。
「あれ?ジブリ映画って話題作じゃなかったっけ?」って話なんですけど、はっきり言って、もはや最近のジブリ作品は”話題作”と言えるほどヒットもしてなければ、内容も微妙!
全然、”大ヒット”公開中じゃないでしょ!どっからどう見ても鳴かず飛ばず!
挙句の果てには、「ジブリ解散!」や「制作部解体!」といったニュースも舞い込んできた。
輝いていたジブリはどこいっちゃったの!?
完全に衰退化してるでしょ!?
こんな衰退化した状況の俺説をぶっ込んでみたいと思います!
制作予算かけすぎ説
下記の制作予算を見てもらえれば分かる通り、制作予算がもののけ姫からバカみたいに上がってます。
風の谷のナウシカ 製作費 3億円。宮崎駿 興収15億円
魔女の宅急便 製作費 4億円。宮崎駿 興収37億円
おもひでぽろぽろ 製作費 8億円。宮崎駿 興収18億円
もののけ姫 製作費 20億円。宮崎駿 興収193億円
千と千尋の神隠し 製作費 20億円。宮崎駿 興収304億円
ハウルの動く城 制作費 約30億円。宮崎駿 興収196億円
かぐや姫の物語 製作費 51.5億円。高畑勲 興収51億円
参考:ハリウッドCGアニメ
世界的に公開され、さらに続編で、ヒットするのが目に見えてる、トイストーリー3ですら予算は約150億。
風立ちぬの制作費は公開されていませんが、120億なんていう噂すらあります!
一般的に日本公開の映画は興行収入30億いったら大ヒットの部類なので、スタジオジブリ作品の興行収入は多いのですが、制作スタジオにはいるお金は興行収入の内の20%~30%ぐらい。
こんな予算のかけ方じゃ、どう考えたって採算が合わないのは誰だって分かる。
スタジオの経営だって悪化するわ!
大物監督の趣味映画に誰も文句言えない説
宮﨑駿監督、高畑勲監督、この二人は間違いなくジャパニメーションという世界的ムーブメントを作った立役者だし、その功績は計り知れないものがある。
しかしながら、この二人が作った近年の映画は”風立ちぬ”と”かぐや姫の物語”という近年まれに見る大赤字映画。
決して内容が悪い映画というわけではない。
ただ、”風立ちぬ”のように戦争と色恋を題材にした映画は子どもが見るにはつまらないし、”かぐや姫の物語”のように映像美に特化した作品は試みは素晴らしいのだが、アート的であるがゆえに、見る人が偏る。
ジブリ作品のプロデューサーである鈴木敏夫氏が言うには「予算と映画の内容から考えて予想はついていた。この映画は二人への退職金代わり。」とのことだが、私としては、スタジオジブリという看板を使って予算を趣味作品に費やし、組織を私物化しているようにしか見えない…。
これじゃ某ブラック外食チェーンよりブラックじゃないか!?
ジブリ作品自体がつまらなくなった説
賛否両論あるが、ジブリ作品はどんどん面白くなくなってきたように感じる。
面白くなくなった原因は大きく二つあるというのが俺説!
1)ジブリちやほやされすぎ説
初期のジブリは制作予算3億円で、素晴らしい映画が作れた。
国内外の評価が上がるにつれて、ちやほやされ制作予算も上がり、徐々に”技巧派”になっていったように感じる。
そもそもジブリ作品の魅力はアニメーションだからできる、ストーリーとファンタジー性、そしてキャラクターの表現力なんじゃないだろうか。
2)キャラクターの表現力が乏しくなってきた説
前記に上げたように、過去のジブリ作品のキャラクター表現は素晴らしかった。
キャラクターの声、泣く時の肩の動き、走リ方、などなどアニメーションだからできるキャラクターの表現が魅力だった。
それが今や、声優はアイドルタレントや有名俳優ばかり。
“思い出のマーニー”の「アンナオネガイユルシテクレルッテイッテー」というセリフなんて「お遊戯会かっ!」とツッコミを入れたくなるぐらい棒読み。
「リアリティの追求」ということで、子ども役の声も実際の子役を使ったりしているのだが、本当にそれがリアリティなの?
メイちゃんが「お姉ちゃんのバカァ~~」と泣く方がよっぽど感情が伝わってきた。
挙句の果てには、庵野監督を声優起用とか、おふざけにも程がある。
ジブリに関して賛否両論あるが、これはあくまで俺説!今日はこれまで!