ひろゆきさんにデマだと指摘された日本ファクトチェックセンター・古田大輔編集長が反論「訂正は必要ない」→ ひろゆきさんの反応

韓国人アーティストのDJ SODAさんが大阪で開催された『MUSIC CIRCUS’23』でセクハラ被害に遭った出来事は多くの人たちに衝撃を与えた。一部の人たちから薄着や肌路の出が多い服装を指摘されたDJ SODAさんだったが「服装と性犯罪の被害は絶対に関係がない」と反論し、注目を集めた。

DJ SODAさんを誤りとしたひろゆきさんを日本ファクトチェックセンターが誤りと指摘

そのDJ SODAさんの発言に対して、インターネット掲示板『2ちゃんねる』創設者の西村博之さん(通称ひろゆきさん)が参考資料を提示しつつ「服装と性犯罪の被害は絶対に関係がないは嘘です」とコメント。

すると、日本ファクトチェックセンターが「ひろゆき氏による「ユタ州立大学の調査では性被害者の22人に1人は挑発的な服装が被害の一因」というツイートが拡散しましたが、誤りです」とツイートし、これも大きく注目された。




日本ファクトチェックセンターに対して厳しい声

ひろゆきさんのコメントを誤りだと指摘した日本ファクトチェックセンター。その後、ひろゆきさんを誤りとした日本ファクトチェックセンターに対してひろゆきさんが「ファクトチェックセンターという名前でデマを流すのは悪」と指摘した。

ひろゆきさんの指摘に対して、多くの人たちが賛同。日本ファクトチェックセンターに対して厳しい声が多数あがった。

<ひろゆきさんのXツイート>

「英語が読めない日本ファクトチェックセンター向けに日本語の資料だと、性犯罪者の5.2%が被害者を選定した理由として“被害者が挑発的な服装をしていた“を挙げました。性被害と服装が無関係と言うのはデマです。“ファクトチェックセンター“という名前でデマを流すのは悪質」

<ひろゆきさんのXツイート>

「事実「牛乳には糖が含まれてる」
感想「甘いと感じないから糖は入ってない」
事実と感想の違いが判らない人が多い。
5%含まれている=事実
5%は少ない=感想
5%は多い=感想
5%は考慮に値する=感想
5%は無関係と思う=感想
5%は関係がある=事実
5%はゼロと同じ=感想
事実に感想で返すのは見当違い」

日本ファクトチェックセンター編集長・古田大輔さんがコメント

そんななか、日本ファクトチェックセンター編集長の古田大輔さんが自身の個人Xアカウントでひろゆきさんに反論。どうして誤りと判定したのか理由を書きつつ、「訂正は必要ないと考えています」とコメントしている。

<古田大輔さんのXツイート>

「ご指摘ありがとうございます。@hirox246
behaviorは the way in which someone conducts oneself or behavesで一般的には「行動」などと訳されます。一方で「振る舞い」という意味合いもあるため、「服装」も含まれるではないか、という指摘は一理あります。

では、我々の検証が訂正が必要か、内容をもう一度確認してみます。ひろゆきさんが引用した資料の該当部分の原文を見出しを含めて見てみましょう。

Myth: Rape victims provoke the attach by wearing provocative clothing

· Most convicted rapists do not remember what their victims were wearing.
· Victims range in age from days old to those in their nineties, hardly provocative dressers.
· A Federal Commission on Crime of Violence Study found that only 4.4% of all reported
rapes involved provocative behavior on the part of the victim. In murder cases 22%
involved such behavior (as simple as a glance).

神話:レイプ被害者は挑発的な服装で攻撃を誘発した
– 有罪判決を受けたレイプ犯のほとんどは、被害者がどんな服を着ていたか覚えていない。
– 被害者の年齢は、生後数日から90代までと幅広く、挑発的な服装をしているとは言い難い。
– 連邦暴力犯罪調査委員会の調査によると、報告されたレイプ事件全体のうち、挑発的な行動(振る舞い)をしたのはわずか4.4%。殺人の場合、そのような行為(視線程度の単純なもの)は22%だった。

ここで言う「神話」とは日本語的には「都市伝説」的な表現で「実際とは違う」という意味で使われています。つまり、この調査自体が挑発的な服装によって性加害が起こるということを否定する内容です。

「 有罪判決を受けたレイプ犯のほとんどは、被害者がどんな服を着ていたか覚えていない」「被害者の年齢は、生後数日から90代までと幅広く、挑発的な服装をしているとは言い難い」という部分をみれば明らかです。

また、この部分ではdressers、wearingという言葉を使っており、明らかに「服装」に関する話題ですが、その次の項目ではbehaviorとなっており、これがdressers、wearingとまったく同じ意味であるかは議論が残るでしょう。そもそも、加害者は服装を覚えていないんだから、「服装が理由で発生したのは4.4%」となると、文章の前後で矛盾が生じます。

さらにいえば、ひろゆきさんが言うようにbehaviorに「服装」の意味合いが入っているとしても「振る舞い」を含んだ幅広い意味での「服装」となり「22人に1人が服装が理由」とはいえなくなるのでは。

少なくとも、この資料を引用して「性被害と服装と無関係と言うのはデマ」というのは「性被害と挑発的な服装によって誘発されるというのは都市伝説」と見出しを付けている資料の元々の内容とは全く逆になっているのは間違いありません。

というわけで、訂正は必要ないと考えています」

ひろゆきさん「恥ずかしい状況」

古田大輔さんが「訂正は必要ない」とツイートしたあと、ひろゆきさんが新たにコメントをツイート。ワシントンポストの記事を参考資料として提示し、「頭の弱い日本人がアメリカの新聞社は英語がわかってないと言ってるような恥ずかしい状況」とコメントしている。

そのコメント、ひろゆきさんは古田大輔さんに対してしているように思えるが、彼のツイートを引用したり、メンションしていない。推測でしかないが古田大輔さんが恥をかかないための配慮をしたのだろうか。

<ひろゆきさんのXツイート>

「ワシントンポストの性被害と服装の記事で同じ調査結果を服装の違いによる被害例として引用してるのに「provocative behaviorに服装は含まれない」と言い張る人達。頭の弱い日本人がアメリカの新聞社は英語がわかってないと言ってるような恥ずかしい状況」

皆さんはこの状況、どのようにお思いだろうか。多くの人たちが自身の考えをXにツイートしている。

<今までの流れ>
DJ SODAさん「服装と性犯罪の被害は絶対に関係がない」

ひろゆきさん「服装と性犯罪の被害は絶対に関係がないは嘘」

日本ファクトチェックセンター「ひろゆきは誤り」

ひろゆきさん「日本ファクトチェックセンターは誤り」

古田大輔さん「訂正は必要ない」

ひろゆきさん「頭の弱い日本人がアメリカの新聞社は英語がわかってないと言ってるような恥ずかしい状況」

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