災害大国の日本
日本は、治安の良さでは世界トップクラスです。人々が安心して暮らすことのできる国として自慢できるのが日本。ところが、災害という視点から日本を見てみると、結構リスキーだったりします。
災害はいつ起こるわからない!
災害は、家にいるときだけに起こるわけではない。通勤・通学のとき、仕事中、旅行中など、どんな時でも災害が起こる可能性はあるわけです。だからこそ怖い。自分が災害に遭ってしまったとき、冷静に行動がとれるようになんらかの準備をしておくことはとても大切です。
防災の備えには0次・1次・2次と段階がある
防災の備えには、0次・1次・2次と段階があるのをご存じでしょうか。災害時は、被災地に救援物資が届くまでには時間がかかります。自宅または避難所で避難生活を送るために、少なくとも1週間分程度の食料・生活用品が準備しておく必要があります。これが、2次の備え。そして、災害時にサッと持ち出して、発生直後から3日ほどの避難生活を送ることのできる準備が1次の備えと呼ばれるものです。0次の備えは、いつどこで地震にあっても命を守れるように常に持ち歩いておきたい備えです。
つまり、2次の備えは、災害発生から長期間をしのぐための備え。1次の備えは、地震発生直後あら3日間。0次の備えは、地震発生そのときを想定しての備えなのです。
おろそかになりがちな0次の備え
0次の備えは、1次の備えや2次の備えに比べて準備がとても楽。ところが、1次の備えや2次の備えをしっかりとしている人でも、0次の備えはおろそかになりがち。でも、災害は、遭ったそのときが非常に大事。外出先で災害にあっても、ちゃんと0次の備えをしていれば被害を少なくすることが可能。それでは、さっそく0次の備えに準備するべきものをご紹介いたしましょう。
100均グッズで0次の備えのための防災ポーチを作ってみよう
準備するもの
・保温アルミシート
・マスク
・絆創膏
・ウェットシート
・笛
・ライト
・歯磨きセット
・保湿クリーム
・てぬぐい
・携行食
・ポーチ
近場への外出時に持っていく防災ポーチ
・小さいポーチ
・LEDライト
・笛
・マスク
・絆創膏
・除菌タイプのウェットティッシュ
・万能クリーム(肌の乾燥防止のため、顔・身体両方に使えるものがおすすめ)
・携行食(飴やチョコなどの高カロリーのお菓子を入れておくと小腹が空いた時にもいい)
通勤や通学、またはちょっとそこまでのお買物やお散歩で持ち歩く防災ポーチは、最小限のものを準備しておきたい。女性は普段の化粧ポーチに、防災に役立つアイテムをプラスするというのがいいかも。
遠出するときに準備しておきたい防災ポーチ
・大きめのポーチ
・基本は近場のポーチの中身
・日本てぬぐい(乾きが早いので使い易い。)
・保温アルミシート
・歯ブラシシート
・スーパーのビニール袋(コンパクトなのに意外と使い道多いのであると便利。)
・常備薬(必要に応じて)
ちょっとした旅行やおでかけの際には、近場の防災ポーチに保温アルミシートや歯磨きセットなど少しだけアイテム数を増やします。防災リュックほどアイテムは多くなくても良いですが、出先で災害にあっても一晩は過ごすことのできる備えは必要です。必要に応じて、常備薬なども準備しておくと安心。
備えは万全に
今回、ご紹介した防災ポーチは全て100円ショップで揃えることができるものばかりです。災害はいつどこで起こるかわかりません。いざというときのために、100円グッズで防災ポーチを作ってみてはいかかでしょうか。
「写真は筆者撮影」