東京都、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会は、『セーフティグッズフェア/みる・しる・さわる展』を1月25日(土)に北千住会場、シアター1010にて開催しました。
【セーフティグッズフェアとは?】
セーフティグッズフェアは、安全な生活のための子供視点でデザインされた優れたグッズや、役立ち情報などが盛りだくさんのイベントで、2014年から開催され、今年で6回目となります。また、作品の他にも、親子で一緒に楽しく参加できるワークショップや、受賞作品の安全・安心グッズを体験できるコーナーなど、セーフティグッズフェアで安全に配慮した商品を実際に見て、実体験することでその大切さを理解し、自身の暮らしや生活の中に取り入れられるよう、わかりやすさと親しみやすさを追求しています。
今回は、約70点の展示作品の中から注目のセーフティグッズを5つ紹介します。
【生活をサポートする様々なデザイン】
「壁用プッシュコンセントUCWシリーズ」株式会社TERADA
使用しない時は壁面内に収納ができる壁用コンセントです。表面の中心部を押すとコンセントユニットが飛び出します。子供のコンセントによる感電を防止するデザインで、鍵付きのタイプはコンセントユニットを収納した状態で施錠が可能です。家に大人がいない時にも、鍵やヘアピン、クリップなどの金属を差し込む子供のイタズラを防ぐことが出来ます。
「テレビスタンドの転落防止機構」パナソニック株式会社
スタンド底面が接地面から離れる力が働くと、スタンド底面の吸盤がテレビ台に吸着するので、倒れにくい独自構造のテレビスタンドです。子供がつかまることで起きるテレビの転倒事故は多発していて、その事例の多くは固定具をつけておらず、一般的な耐震マットでも1~2歳児が押す力には耐えられません。総合家電メーカーだからこそのデザインであり、重心が不安定な薄型テレビの普及に伴ったユニークな作品です。
「避難用新生児キャリー」日本エイテックス株式会社
緊急災害時に新生児を寝かせたまま運べる抱っこひもです。避難先で新生児を一時的に寝かせられる簡易ベッドとしても使えます、また表生地には防災加工生地を使用しているので火の粉から燃え移りを抑制します。将来、産院や病院、保育園などに備蓄されるようになれば、いつ起きてしまうかわからない災害から安全に避難ができることでしょう。
「喉突き事故を防ぐ安全な歯ブラシ」株式会社DHL/有限会社アイ・シー・アイデザイン研究所
歯ブラシのネックやボディが曲がり事故を予防します。乳幼児の歯ブラシによる歯磨き中の事故はとても危険であり、歯ブラシの先端自体はとがっていませんが、転倒した場合深く刺さり、大けがにつながります。キッズ用にも仕上げ用にも使える歯ブラシです。
「NORMAN スマートドレープシェード」ノーマンジャパン株式会社
こちらは健康的で心地良い自然採光を調整できる、安全で自由な縦型シェードです。
縦に分割された生地のひと組ひと組が角度を変え、遮光カーテンにもレースカーテンにもなります。
また分割された生地は取り外しが可能であり、子供の転倒や巻き付き事故を防止します。
【安全・安心を実感できる体験コーナー】
実際に受賞作品を使い、安全・安心を体感することができます。
体験できる商品は複数用意されており、特に盛り上がっていたのは、株式会社ダイナマークスのスペースウォーカー「クリムボン」と株式会社デジタル・ガーデンの「iSandBOX」です。
クリムボンは、ボルダリング体験遊具で安全にのぼって落っこちる体験にチャレンジできます。遊具の下にはマットがひいてあるので安心、対象年齢は3歳以上です。
「iSandBOX」は、砂に投影するリアルなグラフィックスとサウンドの新しい砂遊びです。
世界35カ国で販売、様々な施設に導入実績を持つ、子供から大人まで「遊ぶ・学ぶ
癒やされる」AR砂遊びを楽しめます。
【親子でみて、しって、さわるワークショップ】
こちらも大盛況で、にぎわっていました。
これまでの受賞作品を親子で一緒に体験することで、子供たち自身が発見し気付き、親とともに考え、学ぶことができます。
※会場により、実施コンテンツが異なる場合があります。
今回会場に行ってみて、セーフティグッズフェアの魅力は、セーフティグッズを実際に親子でみて、しって、さわれるという点が、毎年大人気な理由だということが分かりました。
子供たちの安全・安心に貢献するデザインは、周りの大人の暮らしやすさにも繋がります。
セーフティグッズフェアは、2月1日(土)にもイオンモールむさし村山店でも開催されます。ぜひ『セーフティグッズフェア/みる・しる・さわる展』に足を運んでみてはいかがでしょうか。
【次回の開催日程】
日時:2020年2月1日(土)10:00~17:00
会場:イオンモールむさし村山 1Fセンターコート・ノースコート
住所:東京都武蔵村山市榎1丁目1-3
※入場無料
※天候等によってはイベント内容に変更が生じる場合があります。