5月30日に開催された、検索、ログ、セキュリティ、分析などのユースケースで大規模データをリアルタイムに処理するサービスを世界規模で展開するElastic(エラスティック)の記者発表会に参加してきました。今回はその内容をお伝えしたいと思います。
「検索」と聞いてみなさんはどんなことを思い浮かべますか?
天気、ランチ、おすすめの映画、新作アイテム……などなど、「検索」は私たちの生活の一部になりました。
さて、私たちにとって恐らく一番身近な「検索」は「Googleの検索ボックスにテキストを入れる(=ググる)」だと思います。
しかし、大量の情報・データが行きかう現代社会においては「ググる」だけが「検索」ではありません。
スマートフォンで地図を開き、指で拡大する作業や、ランチのお店のジャンルを選択することも「検索」のひとつの形です。
そして、私たちが日々行う「検索」は重要なデータでもあります。
データという概念が生まれてから今日まで現存するデータのおよそ90%は、ここ数年の内に誕生したものだと言われています。
「ビッグデータ」という言葉が一般化した現代社会において、データを読み解き活用することは多くの企業・組織にとって新たな課題になりました。
膨大なデータの中から必要な情報を取り出すこともまた、「検索」と言えます。
▪Elastic(エラスティック)とは?
Elasticについて
全文検索エンジンを提供する企業、ElasticはElastic Stack(Elasticsearch、Kibana、Beats、Logstashの製品群)の開発元です。検索、ログ、セキュリティ、分析などのユースケースで大規模データをリアルタイムに処理するサービスを、オンプレミスとSaaSで提供しています。Elastic Stackについて
Elastic Stackはオープンソースをベースとするプロダクト群です。Elastic Stackを使えばあらゆるソースから、あらゆるフォーマットでデータを取得でき、リアルタイムに検索、分析、可視化することができます。
参照:https://www.elastic.co/jp/products/
Elastic(エラスティック)は現在世界40カ国でビジネスを展開しており、スーパーのレジの売上データから、火星から送られてくるデータまで、活用の場は多岐にわたっています。
アプリやシステムが乱立し、情報が細分化されるなか、それらを横断的かつ迅速に検索することができることも強みのひとつです。
実際にElastic Stackを活用している企業によるパネルディスカッションでは、Elastic Stackの魅力について、「素早く見える化ができる」、「美しく、見たくなるUIである」「(操作が)簡単で、早い」などの特徴が挙げられました。
機能面だけでなく、コスト面でも評価が高いことから、現在日本の企業での導入事例も増えているそうです。