数年前より、世間では禁煙ならぬ、卒煙ブームが続いています。タバコ税が値上がったことにより、家計を直撃。それをきっかけに、タバコから卒業した方も、大勢いるはずです。
禁煙外来が大繁盛し、ニコチンパッチが足りなくなってしまうほど。
そこで、歴史から、何故、タバコが吸われるようになったのか、探ってみようと思います。もしかしたら、愛煙家の言い訳に使える知識が見つかるかもしれません。
タバコの歴史は、1492年から始まります。薬としてもてはやされ、20以上の病気を治すとまで言われていました。空腹感を癒し、頭痛を治すとまでいわれていたのです。ペストが大流行したときなど、イギリスの小学校では、授業の休み時間にタバコを吸うことが、義務づけられていました。
タバコには毒を吸着し、外へ排出する力があると、考えられていました。今では、信じられない話です。
その後、中毒性が問題となり、禁煙の歴史が動き出すのです。
日本には、1605年ころ、初めてタバコが流行しています。理由は、梅毒に効果があるとウワサになったからです。ペストの流行の時と同じように、予防効果が期待されてのことです。
戦後の混乱した時代。まだ、4~5歳くらいの男の子が、喫煙している映像を見たことがあります。しかし、もはや、タバコの時代は終わりを告げようとしています。
JTでは、販売が中止される銘柄が発表され、タバコ屋のショーケースがなんとなく寂しげになってきました。喫煙場所も限られてきて、愛煙家の方々が、外出時、最初にすることは喫煙所を探すこと、なのではないでしょうか?
「タバコって、薬なんだって」
「なに、馬鹿なこと言ってるの!」
「空腹感を抑えたり、有害物質だって排出するんだ」
「あ、そう。じゃあ、その薬を吸ってれば、お昼御飯代いらないわね」
「ふざけたこと言うな!!」
「あなたと話してると、頭が痛いわ」
「その頭痛だって、タバコが治すんだよ」
「うるさい!! なによ。有害物質をまき散らしている本人が!!!」
などと、今回の豆知識で、ケンカなどなされませんように。
最近では、男性よりも女性の喫煙率が、あがってきているようです。興味本位からタバコを始め、そのままやめられなくなり、今に至る方が多いのではないでしょうか?女性なら、ダイエット目的で始めた方も多いのでは?
そこで、タバコを実際の薬にしようとする動きまであるとのこと。
サイト ”将来的にタバコが薬として登場するかもしれません”
ですが、まだ、市場に出回ってはいないようです。
いずれにしても、タバコは一種のクセと言います。愛煙家の味方も、そうではない方の味方も、ここではいたしませんが、両者ともにあまりにも神経質になりすぎのような感が、否めないのが、実状なのではないでしょうか?
参考サイト:
http://www9.ocn.ne.jp/~k-p1234/topics/nattoku/0305kawabata/tabako1.htm