ミュオンというと、素粒子標準模型における第二世代の荷電レプトンである。ミュー粒子(ミューオン)ともいう。発見当初はその質量が湯川秀樹によって提唱された核力を媒介する粒子である中間子と非常に近かったため、ミュー中間子と呼ばれていた。
しかし、ミュー中間子は核力を媒介しないことが分かり、中間子の性質を持たないことが判明した。1942年、坂田昌一、谷川安孝および井上健は、中間子とミュー粒子は別種であり、中間子はミュー粒子より重く、中間子が自然崩壊してミュー粒子に変化するという二中間子説を提唱した。
1947年、セシル・パウエルらによりパイ中間子が発見されたことで湯川の中間子説および二中間子説が正しいことが証明され(実際には、反パイ中間子がミュー粒子に崩壊する)、湯川秀樹はノーベル物理学賞を受賞したのはあまりに有名。
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引用元 サイエンスポータル: 透視できたぞ、ミュオンで元素分析 Wikipedia: ミューオン