【追悼】『川島なお美さん』公の場での最後のスチール

  by 古川 智規  Tags :  

川島なお美(本名 鎧塚なお美=よろいづか・なおみ)さんが、9月24日19時55分に肝内胆管がんのため都内の病院で亡くなった。享年54。
夫はパティシエの鎧塚俊彦さん(49)。

あまりにも早すぎると誰もが感じた川島さんの訃報は連休明けの日本列島を駆け巡った。

記者もつい先日、取材で川島さんを見たばかりなので、いまだに信じられない。
自身の9月23日付ブログでは降板したミュージカルの心配をして、おわびを掲載した川島さんだった。

記者は最後の公の場での姿となった9月7日に都内で開かれたシャンパンの発表会に出席した時の関連スチールを285枚撮影したいた。

「マスコミの期待に反して仲が良い?川島なお美夫妻がゲストで乾杯!シャンパーニュ「COLLET」新商品発表会」
http://getnews.jp/archives/1134356

同イベントを取材したのはつい2週間とすこし前の話だが、川島なお美さんの訃報に接し追悼の意を込めて、おそらく最後の公の場でのスチールとなったであろう285枚の中から28枚を公開する。

写真はトップ画像以外は基本的に時系列で、イベントの流れ通りに並べてある。

ここでトークセッションは終了して川島さんはいったん降壇した。
タイムスタンプは18時05分となっている。

記者は一番端の記者席に座っていたので、降壇するときに目の前で横顔を見たが、心配されたいわゆる激ヤセ状態ではあったが、トークセッションで「一生分のワインを飲んだので…」と元気に笑いを誘った姿を思い出し、少し安心した記憶がある。

報道関係者があまりにも多かったため、2パターン用意されたフォトセッションは時間がかかった。18時10分。

そしてムービーさん(テレビカメラ)のフォトセッションの時に、スチール(静止画写真)の時になかったシャンパンで乾杯する二人を見て思わずスチールさんが一斉にストロボをたいてシャッターを切ったため、ムービーさんの収録をやり直すことに。

さすがの主催者側も、シャンパングラスで乾杯する画はスチールにも必要と思ったのか、仕切り直しをしたようだった。

この間、ずっと大勢のカメラに向かって目線を配り続けた川島さん。

夫の鎧塚さんは「マスコミの皆さんの期待に反して仲がいいんですよ」と、本当に幸せそうに笑顔でグラスを交わす二人の姿はオシドリ以上の理想的なおしどり夫婦だったような気がする。

愛知県出身の川島さんは青山学院大学在学中にデビュー。
当時はまだ珍しかった現役女子大生タレントして活躍する。

1997年にテレビドラマ「失楽園」で松原凛子を演じ、一躍知名度が上がる。
不倫という言葉が一般名詞として認知されたのもこのころの話。

最近はミュージカルに出演していたが体調不良により降板、そのまま療養していた。
11月の川島さんの誕生日を記念して行われるソロライブでの復帰を目指していたがかなわなかった。

これが記者のカメラに残った最後のスチール。9月7日18時15分。

最後までファンや関係者に対して心配りとプロ意識を見せた川島さん。
すでに報道されているように、芸能関係者はもちろんのこと一般のファン層からも早すぎる他界に驚きと落胆の声が多く寄せられた。
誠に残念ではあるが、結果的に最後の公の場でのスチールとなってしまったが、これらを公開することで、記者なりの追悼の意としたい。

※写真はすべて記者撮影

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