日本では毎日約700匹の犬・猫が全国の自治体で殺処分されています。しかしその一方で、犬だけでも毎日約1600匹が販売されています。※1
自治体で殺処分されている犬や猫たちは、ほとんどが飼い主から捨てられてしまった可哀想な子達ばかりです。
犬や猫も家に受け入れた時点であなたの『家族の一員』になっているのです。
あなたの大切な『家族の一員』となった犬や猫たちは『ほったらかし』になっていませんか？きちんと愛情を注いであげていますか？
大切な『家族の一員』となった犬や猫と暮らすための6つの心得えを紹介します。
（1）犬小屋、ケージ、水槽の掃除はきちんとしていますか？
犬や猫も人間と同じように綺麗なところが大好きです。ケージの中がおしっこだらけになったまま『ほったらかし』になっていませんか？
この子たちは自分で掃除をすることができません。犬小屋やケージの掃除は必ず毎日行うようにしましょう。（2）お水とごはんのお皿は毎日キレイにかえていますか？
『ドライフードばかりあげているからお皿をかえない』『お水はあまり飲んでいないから数日間お皿を取りかえていない』、そういったことでお皿が『ほったらかし』になっていませんか？
人間がごはんを食べたあとにお皿を洗うように、犬や猫が食事をした後は必ずお皿を洗ってあげましょう。（3）真夏も真冬も外に出しっぱなし、つなぎっぱなしにしていませんか？
犬や猫も暑さや寒さに弱いです。外に出しっぱなし、つなぎっぱなしで『ほったらかし』になっていませんか？
夏の暑い日は、日陰の涼しい場所や家のエアコンがついている場所に移動させ、熱中症対策をしてあげましょう。冬の寒い日は毛布を敷いてあげたり、家の中に入れてあげるというように、風邪をひかせないように気をつけましょう。（4）悪天候の日はおうちに入れてあげていますか？
雨や風が強い日に、外で『ほったらかし』にしていませんか？
犬や猫も人間と同じように、水に濡れたまま体が冷えれば風邪をひいてしまいます。悪天候の日は玄関でもいいので、必ずおうちの中に入れてあげましょう。（5）1日2回はお散歩していますか？
犬にとって飼い主さんとのお散歩は1日のうちで最も楽しい時間です。仕事が忙しいという理由で全くお散歩をしていない『ほったらかし』の状態になっていませんか？
お散歩は飼い主さんとのコミュニケーションを取るために貴重な時間です。できれば1日2回、最低でも1日1回はお散歩をするように心がけましょう。（6）毎日、スキンシップして愛情をかけていますか？
犬や猫にとって飼い主さんは心を許せる大切な存在です。この子たちが近くでシッポを振っているのに目も合わせず『ほったらかし』にしていませんか？
朝起きた時には『おはよう！』、会社や学校から帰ってきた時は『ただいま！』、良いことをすれば『いい子だね～』と褒める、悪いことをすれば『ダメでしょ！』と怒る。そういったスキンシップを取るということがとても重要です。犬や猫も人間と同じように心を持っています。毎日必ずスキンシップを取って愛情を注いであげましょう。
以上が『犬と猫と暮らすための6つの心得え』です。
この心得を見て『心が痛くなった』方は、次の時の事を思い出してみてください。
『この子が初めて家に来てくれた時の喜び』
『この子の名前を付けた（考えていた）時の喜び』
その時のことを思い出せば、大切な家族の一員となったこの子たちを『ほったらかし』するようなことはなくなるのではないでしょうか。ましてこの子たちを捨てることなんていうことは頭の中に思い浮かぶことすらないでしょう。
犬や猫たちも大切な家族の一員です。この子たちを『幸せいっぱいにするのも、生き地獄にするのもあなたしだい』なのです。今回紹介した6つの心得えを守って、楽しく幸せなペットライフを送れるようにしましょう。
※1 『TOKYO ZERO すべてのペットが幸せになれる東京へ』より http://tokyozero.jp/about/
イラスト提供：恩田 圭一郎さん
