ハビタブルゾーンとは、恒星の周囲で惑星の表面温度が高すぎず低すぎず、水が液体で存在でき、したがって地球上のような生命を維持するのに適した領域をいう。ハビタブルゾーンを周回することが分かった惑星はかなりあるが、大半は木星や海王星くらいのサイズのガス惑星で、生命がいる可能性は低い。
NASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」の観測から、ハビタブルゾーン(恒星からの距離がちょうどよく液体の水が地表に存在できる範囲)にある地球サイズの惑星が初めて見つかった。ハビタブルゾーンの系外惑星はこれまでも発見されているが、いずれも地球の1.4倍以上の直径を持つものばかりだった。
今回、惑星が見つかったのは、はくちょう座の方向500光年彼方にある「ケプラー186」だ。太陽の半分ほどの質量を持つこの星の周りにはこれまで4つの地球サイズの惑星が見つかっているが、いずれも中心星からの距離が近すぎる。今回見つかった惑星「ケプラー186f」は中心星からほどよく離れたところにあり、しかも大きさが地球の1.1倍しかない。質量や組成ははっきりしていないが、以前の研究からは岩石惑星らしいことが示唆されている。
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引用元 Wikipedia:ハビタブルゾーン National Geographic news:地球によく似た系外惑星