宇宙には謎がいっぱいだ。調べても調べても新しい発見がある。興味が尽きない魅力がある。
銀河団(Cluster of galaxies)は多数の銀河が互いの重力でまとまっている大規模な集団である。かみのけ座銀河団もその一つ。
冷たい暗黒物質による階層的構造形成シナリオ(Λ-CDM)に基づくと、ビッグバンによって宇宙が誕生した直後、宇宙の物質密度に場所によってわずかな揺らぎがあったため、この密度揺らぎが次第に成長し、密度の高い部分が重力によって収縮して銀河が生まれたと考えられている。
その後、この銀河同士が互いの重力によって集合したものが銀河団であるとされている。銀河団には数十個から数千個の銀河が含まれている。銀河団自身もまた、超銀河団というより大きなスケールの構造の一部となっている。
今回、アメリカと欧州のX線天文衛星の観測から、3億光年かなたの「かみのけ座銀河団」に高温ガスの長い「腕」が多数発見された。銀河団同士の衝突を経てきた巨大天体の歴史を示すものだ。
参考 JAXAプレスリリース:銀河団にのびる高温ガスの巨大な腕
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