ディナーにお弁当のおかずに 秋なすとバジルのキッシュ風

  by 松沢直樹  Tags :  

台風が過ぎたとたん、なんだか急に涼しくなってきましたね。暦も9月に入りましたから、秋が旬の食べ物もおいしくなってきた気がします。

せっかくなので、秋が旬の食べ物を使って、ちょっとこじゃれていて、食べ飽きない料理を。そんなわけで、今日は、「秋なすとバジルのキッシュ風」という料理を作ってみました。

キッシュっていう料理は、パイ生地を敷いて、生クリームや卵、お肉や野菜、そしてチーズを加えてオーブンで焼くフランス料理です。

とはいえ、家庭で作るとなると、結構手間がかかりますし、カロリーを気にされる方にはちょっと厳しい料理。また、オーブンがないと、作るのが難しいですから、カロリー控えめで、日本人好みの味で、フライパンで作れる料理にアレンジしてみました。

では、早速、材料と作り方です。

材料(2人前)

なす             小ぶりなものを3本
豚バラ肉         150グラム
卵             2個
溶けるチーズ   50グラム
小麦粉          大さじ1
バジルの葉      5枚 (2枚は飾りつけに使いました)

こしょう          適量
塩           小さじ1
オリーブオイル  大さじ1

●作り方

なすは、水洗いして、2ミリくらいの薄さにカットしておきます。包丁を使うのが苦手な人は、スライサーを使ってもいいと思いますよ。

豚バラ肉は、一口大にカットし、こしょうと塩をよくまぶします。こしょうと塩をまぶしたら、バジルの葉3枚を細かく刻んで(手でちぎってもいいでしょう)よくまぶしておきます。(調理用はさみを持っていたら、お肉をカットするのに使うと、後片付けが楽です。)

フライパンにオリーブオイルをひいて、弱火で、カットしたナスを炒めていきます。

だいたい、こんな感じにしんなりして、軽く色がつくまで炒めます。

ナスを炒めたら、下ごしらえしておいた豚バラ肉を加えて、弱火で炒めていきます。こんな感じに火が通ったらOK

卵を割り、小麦粉を加えた後、全体が混ざるまでよくかき混ぜます。何が入っているか分かりやすいように、卵と小麦粉が入っている写真を掲載していますが、小麦粉がだまになりやすいので、まず卵をよくかき混ぜて、小麦粉を少しずつふりかけてかき混ぜるようにすると、ダマにならずに小麦粉がうまく混ざります。

弱火のまま、溶けるチーズを加えて、軽く混ぜます。すぐにチーズが溶けますので、すぐに、あらかじめ小麦粉と混ぜておいた卵を流しこんでください。

あらかじめ小麦粉と混ぜておいた卵を流し込みます。卵は、全体にまんべんなく行きわたるようにかけてくださいね。このまま、弱火で5分くらいを目安に焼いてください。時々、フライ返しで持ちあげてみて、焦げそうなら火加減をさらに弱くしてじっくり焼き上げます。きつね色に焼けたら、フライ返しでそっと持ちあげて、さらに5分くらい焼きます。

さて、完成です。ミニトマトとバジルの葉を飾ってみましたが、お飾りはお好みで。

オリジナルのフランス料理のキッシュと違って、生クリームを使っていないので、かなりさっぱりした感じの味になります。ごはんに合いますので、夕食のおかずにもいいと思います。また、パンにも合いますので、残ったら、朝食のサンドイッチの具にしたり、翌日のお弁当のおかずにも使えると思います。

今回は、豚バラ肉を使いましたが、鳥のミンチ肉などを使うと、さらにさっぱりした風味になると思います。バジルですが、生のものが手に入らないなら、ペースト状のものか、乾燥粉末のものを使っても大丈夫です。

今日の夕食は、ちょっと違ったものをという時や、友人同士の飲み会やパーティなどでも使えるレシピだと思います。ぜひ、おためしくださいね。

松沢直樹

福岡県北九州市出身。主な取材フィールドは、フード、医療、社会保障など。近著に「食費革命」「うちの職場は隠れブラックかも」(三五館)」近年は児童文学作品も上梓。連合ユニオン東京・委託労働者ユニオン執行副委員長