動物の音を聞き分ける能力はすごい。
最も有名なのは、哺乳類でありながら空を飛べるコウモリである。コウモリ類には大きく2つの群があるが、大型で果実食のオオコウモリ類は大きな目を持ち、視覚にたよって生活する。反響定位を用いるのは、小型で昆虫食が中心の小型コウモリ類の方である。
小型コウモリ類は目がごく小さく、耳は薄くて大きい。コウモリは口から間欠的に超音波の領域の音を発して、それによってまわりの木の枝や、虫の位置を知る。虫を捕らえる直前は、音を発する頻度が高くなる。
また。イルカなどのハクジラ類は頭部にメロンという脂肪組織のかたまりを持つが、これが鼻腔で発した音波を屈折させ、収束させるレンズとして機能し、指向性の高い音波の発信にかかわると言われる。また、音波の受信は、眼の後方にある耳孔ではなく下顎骨を用いて行い、ここから骨伝導で内耳に伝えられる。クリック音と言われる超音波を発し、これによって餌をとったり、仲間との交信を行っている。一説によれば、1,000km離れた仲間ともやり取りできるとも言われる。
今回、さらに小さな動物、キンギョがバッハとストラヴィンスキーの曲を聞き分ける能力があることが慶應義塾大の研究でわかった。その実験方法がユニークだ。
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参考HP サイエンスポータル:ブンチョウは人の音声ニュアンスを聞き分ける キンギョも音楽を区別する