さて、みなさんパソコンは何を使っていますか?やはりノートPCが多いのでしょうか?むしろ、最近はスマホやらタブレットやらもあるので、ちょっとネットで調べ物ってくらいのライトユーザーならば、何もデスクトップPCを買う必要はないかもしれません。
しかし、筆者のように「大戦略を遊ぶ為にPC-9801をモニター込み40万円で購入」(12回分割払い、手数料当社負担)みたいな世代には「パソコン=最先端」であり、つまり「パソコン=自作PC最強!」となる訳です。
そんな筆者も流石に最近は重いGAMEをやらないので、あまりPCパーツを買い換える事はありませんでした。なにせここ数年のパソコンの進化はすさまじく、ハードにソフトが追いつけない的な何かで、2年に一回くらい買い換えれば問題ないくらいの勢いです。
しかし最近お気に入りの無料ネットゲー『World of Tanks』のグラフィックが段々と綺麗になってきて、筆者のパソコンではやや重くなってきたような気がしたので一気にPCパーツを新調。
マザーボード ・・・ GIGABYTE AMD 970+SB950 AM3+ ATX GA-970A-D3 REV3
CPU ・・・ AMD CPU FX-8300 Socket AM3+ 8コア FD8300WMHKSBX
メモリ ・・・ DDR3 PC3-10600 CL9 8GB 2枚組 W3U1333Q-8G/N
ビデオカード ・・・ GIGABYTE Radeon HD7770 1GB PCI-E GV-R777OC-1GD REV2.0/A
いかんせん「PCの進化が速い=スロット等の規格がコロコロ変わる」って事なので、結局はマザーボードから丸ごと交換になりがちですが、まあマザーボードにも寿命はあるので2~3年で交換は仕方ないかなと思っています。
と、やたらと進化しまくりで部品変えまくりな昨今のPC市場ですが、何か忘れていませんか?
そうです「PCケース」(筐体)ですね。電源なども微妙な立ち位置ですが、やはり「壊れる事がないPCケース」は気がついたら最初にATX規格で組んだ時のままだったりします(筆者だけ?)
「PCケースなんか、ただの箱だし金かけるなら他のパーツに回すっしょ」
「ドライブ付けまくった5インチベイの穴が余る?そんなんガムテープで塞ぐっしょ」
みたいな感じです。パソコンの性能は気になるけれども、さして外観にはこだわらない昭和世代はこんなもんです。
むしろ、PCケースがゴチャゴチャとLEDで光ってるのをみるとイラっと来る世代です。
そんな頭の固い人達にオススメなのが今回、紹介する『CoolerMaster Silencio 550 ATX』です。
さして「PCケース」に性能を求めない筆者でしたが。新しく新調したCPUのFANの音が半端ねぇ的な何かで、今更ですが「防音って大事だね」みたいな基本を思い出しました。
とりあえず「安い」って事でいくつか候補を挙げて、そのなかから「実質剛健」と言うか基本の「冷却性能」とか「静音性」とかで選んでみました。あと個人的にLED照明がウザくない点とかも考慮しました。
まず箱から取り出すと・・・説明書が付いてるのに驚きw
かつては段ボールを開けるとPCケース、付属のビスなどは袋に入ってテープで留めてある的な何かでしたが、今は親切に説明書まで付属しているのですね。
当然「メイド・イン・チャイナ」ですが塗装なども綺麗だし、とくに文句をつける箇所は見当たりません。
そして数々の謎部品・・・
どうやらSSDなどを5インチベイに納める為のアダプターの様です。かつては本当にただの箱だったPCケースも色々と進化している事を実感。
あと最近のPCケースでは当たり前かもしれませんが、サイドのパネルにはスポンジが貼ってあるので静音性にも期待出来ます。ケースの造りもしっかりしているので、それぞれのパーツの合わせもスムーズだし、組み立てる時にストレスを感じる事はありませんでした。
他にもPCケースの「FAN」による空気の循環も考えられています。これは昔々のPCケースには無かった発想。(今では常識)
ただし、その為に「電源」がPCケースの下部にセットされるので、持っている電源によっては特定のケーブルの長さが足りなくなる可能性があります。最近のPCケースは放熱やら冷却やらの関係で、下部に電源をセットする物が多いので、今まで上部に電源をセットしていた人は要注意です。
ちなみに筆者の電源だと「EPS12V用電源ケーブル」の長さが足りませんでした・・・
無論、PCショップにいけば延長ケーブルが売っているので、買えば良いだけの話ですが、
「PCショップにケーブル1本だけ買いに行く」
と言うのは非常に困難なミッションと言わざるを得ないでしょう。確実、他のモノまで買ってしまい散財する自信があります。
ちなみにスッキリした前面には何もスロットが有りませんが、ケースの上部には「電源スイッチ」「リセットスイッチ」「USB3ポート×1」「USB2ポート×1」「イヤホン端子」「マイク端子」「SDカードスロット×1」が並んでいます。
そして足りなかったケーブルに延長ケーブルを足して組み付け。最近は配線を裏側?に回してスッキリするのが流行のようで、このPCケースにもソレっぽい感じのスペースがあります。
せっかくだからソッチにケーブルを這わしてみるとアラ不思議。なんかすっきりしたように見えなくもない気がしてきました。さして実用性に乏しい地味な機能に思えますが、なにげに「マザーボード周りへの送風を妨げない」みたいな大事なポイントなので横着せずに裏配線しましょう。
数々の試練を乗り越え、なんとなく完成しました。とりあえず電源を入れて・・・おお!静か!!
・・・なのか?
そもそもが、このPCケース自体「クールマスター」ってくらいだから静音性よりは冷却性能重視と思われます。
まあ、前のPCケースの半分とまでは言いませんが、それなりにCPUファンの音も静かになったような気がします。
それに冷却用ファンによる排熱効果のおかげか、CPUの温度が若干低くなったようで『World of Tanks』をプレイしていてもCPUファン全開って事が少なくなったようです。
なので、結果としては前のPCケースに比べて騒音は半分くらいになったと言っても過言ではないでしょう。
そんな訳で、今更ですがPCケースが昔のままの人達は、ダッシュでPCケースを買いに行きましょう!
地味に進化したPCケースの出来に感動すると思いますよ。