自家製のイワシの石焼干しを使用! 津軽煮干しラーメンの最高峰“ひらこ屋”が東京駅に登場

  by 井手隊長  Tags :  

全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。東京駅一番街にあるラーメン集合施設“東京ラーメンストリート”。頂点を極めた名店が集まる集合施設として知られるが、その中に「ご当地ラーメンチャレンジ」という企画がある。コロナ禍で全国の有名店に行きたくても行けない今だからこそ、東京ラーメンストリートが全国の名店を誘致し、期間限定で展開していく。約100日で店舗が入れ替わっていくシステムとなっている。

その第5弾として10月5日から青森県の「津軽煮干しラーメン」の名店“中華そば ひらこ屋”が登場!

東京初出店となるが、この出店は驚いた。都内で津軽煮干しラーメンが食べられるお店が数少ない中、貴重な出店となる。

津軽煮干しラーメンは地元では歴史あるご当地ラーメン。かつての津軽では煮干しではなく「焼き干し」がよく使われていた。焼き干しは江戸時代から食べられていた「津軽そば」のダシとして使われていた。その応用で中華麺で提供されたのが「津軽煮干しラーメン」の始まりとされる。

“ひらこ屋”は煮干しだけではなく、昔から続く焼き干しの旨味を再現するために、「焙煎石焼干し」を独自開発。

イワシ(平子鰯)を仕入れて天日干しし、石焼にして旨味と風味を爆発させる。ここまで手をかけていラーメン店はなかなかない。

さらには頭とハラワタを丁寧に取り除いた煮干しを加えて、油やえぐみを極力減らしながら旨味溢れるスープを完成させる。

まずは看板メニューの「濃口煮干しそば」をいただく。

流行のドロドロのセメント系とは違い、煮干しの濃厚ながら深みのある味わいが特徴だ。部位ごとに調理法を変えたチャーシューが2種類。メンマも煮干しダシで炊いている。

そして極太の自家製麺。煮干しの香りを消さないように極力かんすいを抑えて作ったモチモチ麺。主張がしっかりあり、食べ応えがある。これぞ青森の一杯だ。

そして「あっさり煮干しそば」もオススメ。

青森のラーメンの歴史はこのあっさり系から始まったとされ、濃厚系全盛のなか、あっさりにもファンがたくさんいる。澄んだ色の醤油スープだが煮干しの旨味はしっかり。そして醤油のキレも抜群だ。

大ぶりのモモチャーシューが贅沢に3枚。じんわりとした旨さながら絶品である。

東京駅でここまで本格的な津軽煮干しラーメンが食べられるとは、奇跡と言っていい。是非この機会に足を運んでみていただきたい。煮干しラーメンのイメージが変わるはずだ。

井手隊長

ラーメンライター/ミュージシャン 全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。東洋経済オンライン、AERA dot.、Rettyグルメニュース、favy、るるぶNEWSへの連載のほか、番組・雑誌の出演・監修、コンテスト審査員、イベントMCなどで活躍中。自身のインターネット番組、ブログ、Twitter、Facebookなどでも定期的にラーメン情報を発信。 その他、ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。

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