シャインマスカットは葡萄の一種です。広島県で誕生した葡萄で、国立研究開発法人『農業・食品産業技術総合研究機構』によって育種されたものとのこと。つまり日本生まれの「日本の葡萄」です。その味、甘味が深く甘美で、価格もそんなに高額すぎないことから、誰もが食べた経験のある葡萄なのではないでしょうか。
日本だけの葡萄のはずなのに
そんなシャインマスカットが、中国や韓国で売られているのだそうです。日本から輸出されたシャインマスカットというわけではなく、中国や韓国で収穫されたシャインマスカットなのだそうです。おかしい。日本だけの葡萄のはずなのに。
韓国に取材に行ってみた
ということで、実際に海外で育てられたシャインマスカットが存在するのか、韓国に取材に行ってみました。やってきたのは韓国の首都・ソウル。中心部にあるスーパーマーケットに行ってみると……。
産地は日本ではなく韓国国内の地名が記載
ソウルのスーパーマーケットに行ってみると、店頭で堂々とシャインマスカットが売られていました。しっかりと生産地と生産者の名も記載されていましたが、産地は日本ではなく韓国国内で、生産者の名前からして韓国人が育てて出荷したものと思われます。
テイストは日本のシャインマスカットと酷似
箱入りは30000~60000ウォンで、日本円にして約3000~6000円。16000ウォン(約1600円)ほどで単品販売もされていました。今回、調査のために実際に葡萄の粒を食べて「本当にシャインマスカットかどうか」確かめてみました。すると……、これはウマイ。確かに覚えのある味です。テイストは日本のシャインマスカットと酷似しています。
韓国生まれのシャインマスカットどのように考える?
確かに、「日本のシャインマスカット」らしき葡萄が「韓国で生産」されて「韓国のスーパーで販売」されていました。確かにこの葡萄、とてもおいしい。でもこれが日本の葡萄なのであれば、おいしいからといって、その存在を受け入れることはできません。皆さんはこの韓国生まれのシャインマスカット、どのように考えますか?
シャインマスカットの生産者に取材する予定
今後、シャインマスカットの生産者に取材し、この韓国で売られていたシャインマスカットが「日本のシャインマスカット」かどうか見てもらうなど取材をする予定です。
韓国取材。たくさんシャインマスカットが売られていた。日本のブドウのはずだけど、明記されている産地は韓国。生産者も韓国人ぽい pic.twitter.com/I6YBRdAE2Q
— クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) September 12, 2022