学校では『化粧するな』→社会に出て『化粧するのはマナー』は理不尽!? 「必修で教えて」「短期間に習得は無理」と議論に

社会人になって「お化粧も身だしなみのうち」と指導される女性が多い中、あるTwitterユーザーが「学校では化粧をするなと指導されるのに、社会に出たら突然マナーと化粧を強いられるのは理不尽」という趣旨のツイートを投稿。約12000のRTと100000以上の「いいね」を集めて、さまざまな意見が飛び交っています。

女性の場合…学校では『化粧するな』と厳しく指導されるのに、社会に出たら突然『化粧するのがマナー』と当たり前のように化粧を強いられるのは、何だか理不尽だと思います。化粧をマナーとして強いるのであれば、メイクの練習も兼ねて高校生に少しくらいは化粧を認めても良いのではないでしょうか。

ツイート主のChildish Teacherさんが「以前から『女性だけに課される化粧のマナー』や『必要以上に厳しく化粧を取り締まる校則』のどちらにも疑問を抱いていました」と話すこのツイートには、「マジでメイクの仕方知らなかった」「化粧はマナーと言うなら必修で教えてくれよ」といった賛同の声が多数寄せられていましたが、「社会人一年目の時にメイクが難しすぎて苦労した」「アルバイト禁止で社会経験が全くない状態で社会に出るのは危ない」といった反応も寄せられています。一方で、「卒業から新年度までの間に練習すれば良いのでは」といった疑問も上がっていましたが、「短期間で習得できるほど甘くない」という反論も上がっていました。

また、中学・高校で化粧が禁止されている理由について「メイクすると肌が荒れるから」といった理由が挙げられていたほか、「何でも学校で教えるという考えはどうなのか」「化粧品を買って貰えない子との格差が出る」との意見が寄せられています。

「多くの方に、少しでも『化粧のマナー』や『厳しすぎる校則』について考えてもらえるキッカケになったのであれば幸いです。理不尽な文化やルールが見直される一助になれば嬉しい限りです」というChildish Teacherさん。「社会が化粧の有無に対して寛容になるべき」といった意見も上がっており、個々人の自由を認める社会を求める声も多く見られました。

朝日夜さん(@asahi_yoru9)のマンガ『ギャルとぼっち』(スクエア・エニックス)では、生徒が化粧にすることに寛容な女性教師が登場するエピソードがあります。校則を破って化粧をしていた生徒が社会人になって適応していくのに、学校で禁止されていたことを守っていたら道具の使い方さえ知らないと語った先生は、「私は社会から取り残されて恥をかいたあの日を生徒たちに味わってほしくないのです」と語ります。こういった物語が共感を集めるのも、化粧について悩む人の多さが見て取れます。

いずれにしても、高校の校則と化粧に関する問題は、今後も社会課題として捉えていく必要があるのではないでしょうか。

参考記事 ギャル「なんであーしらに甘いの?」に先生は…… 化粧に寛容な女性教師の理由に「素敵」「説得力がある」と共感多数
https://otajo.jp/85731 [リンク]

※画像は『AC』より

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営。ネット、メディア、カルチャー情報を中心に各媒体にいろいろ書いています。好物はホットケーキとプリンと女性ファッション誌。

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