「平手友梨奈のオーラや雰囲気は才能!」 リピーター続出映画『さんかく窓の外側は夜』ティーチイン付上映会開催

  by ときたたかし  Tags :  

映画『さんかく窓の外側は夜』(公開中)のティーチイン付き上映会が6日(土)、都内映画館で行われ、伊沢拓司(クイズプレイヤー)、⾚ペン瀧川(映画プレゼンター)、森ガキ侑⼤監督の3名が登壇。SNSなどで疑問にもなっている本作の魅力や深みをネタバレ前提で語り明かしました。

■公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/sankakumado/ [リンク]

本作は、霊が<祓える男>冷川(岡⽥)と、霊が<視える男>三⾓(志尊)のふたりが、“除霊”という特殊能⼒を使い未解決事件に挑む、除霊ミステリーエンターテイメント。公開後のSNSでは「こんなミステリー⾒たことない︕」「何度も観る度に新たな発⾒がある」などと話題になり、早くもリピーターが続出しているという注目の作品です。

この盛況を受け森ガキ侑⼤監督は、「何回も映画をご覧になった⽅も多いようで、SNSでも励ましのメッセージをいただいて感謝しています。今⽇は楽しんでいってください」とまずは感謝の想いをコメント。会場には、すでに2回以上映画を観たという観客も多く、2回鑑賞済みで参加していた伊沢さんは、「⽬を背けたくなる怖さというよりは、画⾯に吸い付けられる怖さを感じました。⾔葉がテーマになっていて、僕もSNSや若者のツールをよく使うので、そういった意味で⾝近に感じたり、⾃分の向き合い⽅を⾒直すきっかけになりました」と監督に感想を報告。「ストーリー的には、冷川・三⾓・エリカの3⼈がぶつかり合いながらもお互いを理解し合っていくのが⾯⽩いところですね」と持論を展開しました。

その後、本作を読み解く上で重要な6つのキーワードをスクリーンに投影。【望まない能⼒】のくだりでは瀧川さんが、「冷川や三⾓のように、もし特殊能⼒が⼿に⼊るとしたらどんな能⼒が欲しいですか︖」と問うと、監督は「能⼒を持つということは時にマイナスにもなり得ますよね。平⼿さんと役作りの話をしている中で、やっぱりあのオーラや雰囲気は才能じゃないですか。普通の⼥⼦⾼⽣として飲⾷店に⾏ったらザワザワされてしまうこともあるかもしれない。それで孤独を覚えたりもする、そういう部分で3⼈(岡⽥・志尊・平⼿)は、役作りしやすかった部分もあるんじゃないでしょうか」と俳優たちを分析しました。

イベントの最後、瀧川さんは「なかなか映画を映画館で楽しむことができない状況ですが、ぜひこの映画を応援してほしいと思います」とコメント。伊沢さんも「映画の余⽩を楽しむのも必要だなと感じました。僕も、映画をもう⼀度観てモヤモヤしていた部分をクリアにしたいと思います」と感想を語ると、監督は「今⽇はお⼆⼈と話せて楽しかったです。この映画は、今まで観たことのないものを挑戦的に作りました。また皆さんで話し合いながら、この映画を盛り上げていっていただけたらうれしいです」とアピールしました。映画は全国公開中です。

ときたたかし

映画とディズニー・パークスが専門のフリーライター。「映画生活(現:ぴあ映画生活)」の初代編集長を経て、現在は年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートを追いかける日々。主な出演作として故・水野晴郎氏がライフワークとしていた反戦娯楽作『シベリア超特急5』(05)(本人役、“大滝功”名義でクレジット)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)など。instagram→@takashi.tokita_tokyo