洗濯用の洗剤や柔軟剤は各社から数多く発売されているが、最近は無香料のものも発売されるようになってきた。
以前にも「ファーファ Free&」を取り上げて紹介したが、香りが苦手という消費者の志向の多様性はもちろんのことだが、NSファーファ・ジャパンには無香料に関する問い合わせは急増しているという。香りが売りのファーファだが、そうした消費者ニーズを反映して無香料製品を開発したのは以前の記事で紹介したとおりである。
※参考記事
香りの種類だけではなく香りの有無まで選択可能!いろいろな『ファーファ』を試してみた
https://rensai.jp/282534 [リンク]
そこで本稿では同社が行った「NSファーファ・ジャパン「日用品と成分」に関する調査」をもとに医師の見かたを考察した。
同調査は日本国内の現役の医師100名に対して行ったものである。調査概要を以下に記す。
【調査概要】
・調査項目:日用品と成分に関する調査
※「ファーファ Free& 香りのない洗剤・柔軟剤」についての説明資料と商品を提供し、使用感などをヒアリング
・調査対象 :全国の現役医師
・有効回答数:100人
・調査時期:2019年10月18日~10月28日
・調査機関:Doctors Me調べ
※医師個人の印象であり、効果効能等を保証するものではありません。
まず、「日常で避けたいと思う成分は何か?」という質問に対しての回答で多かった上位は、多い順に「着色剤」「防腐剤」「香料」「シリコン」であった。日常という質問なので、洗剤や柔軟剤に限ったことではないことに注意する必要はあるものの医師は「着色剤」を最も避けたいと思っていることがわかる。
次に「成分を気にして選ぶ商品は何か?」という質問については、同様に多い順から「シャンプー・コンディショナー」「洗剤」「柔軟剤」「歯磨き粉」「化粧品」という結果になった。やはり直接肌に触れる、あるいは生体そのものに作用するものが上位を占めた。
最後に「ファーファ Free&」そのものの使用感について、医師本人が使い続けたい、または周囲の人に勧めたいと回答した約95パーセントの医師個人の意見を紹介しておこう。
消費者の使用感は前述の記者レビュー記事を参考にしていただきたい。
意見を述べた医師の標榜診療科は括弧書きで記す。
・匂いもなく子供のために使いやすかった(内科)
・人工的な香りを売りにしている商品が多い中で、今回使用させていただいたものが香り重視でないため(皮膚科)
・柔軟剤の匂いが嫌いな方やお子さんにはいいと思う(形成外科)
・無香性なので白衣の洗濯に適している(精神科医師)
・香りがしないのは病院で働く上で助かる(脳神経外科)
・不要な成分が入っていないので、皮膚への刺激が心配なく使用できるから(内科)
香りも重要な選択のファクターであることも事実だが、それ以外にも肌が敏感な方には成分により使えないという悩みを持つ方も多い。香りの有無という好みの問題だけではなく、そうしたお悩み解決の選択肢に含めてみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影