洗濯用の洗剤や柔軟剤には従来から多くの製品に香りが付いている。NSファーファジャパンのファーファーブランドもその代表的な商品の中の一つだ。
ただし、最近では香りのないものを好む傾向だったり、香りそのものを嫌う傾向だったりとニーズが多様化しているのもまた事実。もっとも香りは個人の好みであり、し好の問題なので一概に良し悪しを論じるのは早計だろう。
とはいえ、ニーズの多様化によりメーカーとしてもそれにこたえていくのも市場の論理である。NSファーファジャパンでは、そうしたニーズにこたえるべく商品開発をしているようで、今回は洗剤や柔軟剤等の「香り」を基準にして3つのカテゴリーに分けて紹介したい。
まずは、今回取り上げた商品の概要と実際の香りを記者の感想とともに動画でご覧いただこう。
■ファーファブランド 異なるコンセプトの柔軟剤3種を紹介
https://youtu.be/uU1owmBFteM
では、無香料から順次紹介する。
ファーファ Free&
「ファーファ Free&」は、無香料の洗剤と柔軟剤。ファーファーのシンボルであるクマのイラストはないが、まぎれもなくファーファブランド。
同社によると、2013年から昨年までの無香料に関する問い合わせ件数は約6倍に達したという。それだけニーズが多いことがうかがえる。
「ファーファ Free& 超コン液体洗剤無香料」(写真右)は、香料・着色料・けい光剤・漂白剤の4つの成分が無添加。「ファーファ Free& 柔軟剤濃縮無香料」(写真左)は、香料・着色料・抗菌剤・シリコンの4つの成分が無添加。
無香料だけではなく無添加にもこだわったのは、においが苦手なのは単純に好みの問題のみならず過敏やアレルギーといった問題も抱えている可能性があるとの判断なのだろう。
動画でもお伝えしたが、原液の香りはほとんどなく実際に洗濯をしても柔軟剤独特の香りは付いていなかった。ふわっとした仕上がりは欲しいが香りは苦手という向きには最適な選択だ。
ファーファ ココロ
「ファーファ ココロ」は、従来からある商品をリニューアルしたもの。ボトルのデザインが洗剤や柔軟剤らしからぬラグジュアリーなもので、シースルーなのがホテルのアメニティーにも通じるデザインである。
ラグジュアリーなのはデザインに限らず、その中身も高級品。とはいえ、洗濯シーンを限定するわけではなく幅広くシンプルに使用できることを目指した商品だと言える。ウールやシルクの洗濯にも対応しているというのがその証だろう。実際の洗濯の仕方は衣類に表示された「洗濯表示の記号」(繊維製品品質表示規程第2条第3号の「取扱い表示」)に従うことをお勧めする。
実際の使用感は、香りは強くなく「ほのかに香る程度」で、自然の花畑の中を歩いているような感覚の香りである。
ファーファ ファインフレグランス
「ファーファ ファインフレグランス」は従来からある人気の商品で、多くの香りを提供しているファーファブランドの代表的な柔軟剤。もちろん洗剤もある。
しっかりとした香りは残しつつも「着るフレグランス」をコンセプトとして、香りを発散する目的ではなく自分で着衣の香りを楽しむという方が妥当な表現だろうか。商品ごとの香りについては個人の好みの問題なので詳細はここでは述べないが、自分好みのフレグランスを見つけていただきたい。
動画でも紹介したファブリックミスト(芳香消臭剤)は持っておいて損はない。実際には多くの製品が各メーカーから投入されているが、好みの香りが見つかれば、洗剤・柔軟剤とセットでそろえたい。また本品は空間にも使えるので部屋やカーテンにスプレーしても構わない。意外と洗濯する頻度が少ないカーテンはにおいの発生源になってるケースも多く、衣類、部屋、カーテンまで同じ香りに統一するのは悪くない選択だろう。
多様なニーズにこたえるべく商品がラインアップされてるので、香りの種類は言うに及ばず香りの有無まで選択できるので、個人の感じ方や好みに合わせて試してみてはいかがだろうか。
※写真および動画はすべて記者撮影・収録