「仮面ライダーゼロワン」第1話が大反響! なかやまきんに君演じる悲劇のAIロボ・腹筋崩壊太郎とは?

9月1日放送の「仮面ライダーゼロワン」(テレビ朝日)第1話に登場した、なかやまきんに君さん演じる“腹筋崩壊太郎”が話題になっている。

腹筋崩壊太郎は遊園地で来場者を笑顔にするために働いているお笑い芸人型AIロボ。ロボットながら感情を持ち、自分の仕事に喜びと誇りを感じているという設定。悪の集団“滅亡迅雷.net”によってデータを書き換えられる際にも「できません! 私の仕事は人を笑わせることだから!」と最後まで抵抗する気概を見せていたがあえなく悪のロボット“ベローサマギア”に変身させられ、仮面ライダーゼロワンとの格闘の結果、破壊されてしまう悲劇のキャラクターだ。

あまりに切ないストーリーときんに君さんの名演により、放送直後からTwitterでは「腹筋崩壊太郎ロス」の声が巻き起こり関連ワードもトレンド入りするなど大反響となっている。

https://twitter.com/kinnikun0917/status/1168012501746765828

「仮面ライダーゼロワン、なかやまきんに君が第1話ゲストって聞いた時は笑ったんだけど客に芸を披露した時のことを思い返して喜んでたのに悪の組織に容赦なく洗脳されて人類滅亡のための殺戮モンスターにされて使い潰されちゃった人工知能で泣いちゃった」

「なかやまきんに君がロボでありながらも人々を笑わせる事に真剣だっただけに、一度マギアにされたら元に戻れず破壊されるしかないというのが救いが無くて辛い…」

「なかやまきんに君、ほぼ“大声”“筋肉”“笑顔”という異常にプリミティブな三手だけで20年お笑いの世界で食ってる訳で、そこへ来て今回の腹筋崩壊太郎が計算上お笑いの最適解になっている。となると、彼の芸風やネタは“人類最初のお笑い”に極めて近いんじゃないか、という気持ちになってきた。」

「“AI・ロボットに仕事を奪われる人間”というありがちなパターンを、“なかやまきんに君”“腹筋崩壊太郎”“AIだけど、人を笑わせる仕事に誇りを感じている”という諸要素でAI側にとてつもない愛着を湧かせるという手法、マジで勉強になるな……。」

「腹筋崩壊太郎ロス、一重に太郎が裏で客の笑顔思い出して充足感に浸ってるシーンが効いてるんですよね。“満足いく仕事をして喜ぶ人間と変わらない心を持っている。”というヒューマギアの重要な設定と太郎の人の良さをワンシーンで表している良いカットだと思います。」

「あんなにも人を笑顔にしていた腹筋崩壊太郎はもう帰ってこないんだ 腹筋崩壊太郎は」

凝った演出と巧みなキャラクター設定で放送開始からいきなりヒットの兆しを見せている「仮面ライダーゼロワン」。

腹筋崩壊太郎がふたたび戻ってくる可能性は低そうだが、今後のストーリー展開に期待したい。

※画像はTwitterから引用しました

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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