IT企業あるあるネタ てんこ盛りの月9企業

  by ☆ぴよひな☆  Tags :  

 

毎週月曜21時~フジTVで放送中のドラマ『リッチマン、プアウーマン』
小栗旬・石原さとみ主演のドラマです。
「月9で豪華俳優といえば、恋愛ものでしょ」と、お腹いっぱいな方も多い気もしますが、
このドラマの舞台となるIT企業『NEXT INNOVATION』は恋愛ドラマに飽きた方でも注目したくなる要素が盛りだくさん!
いったいどんな企業なのか、実在の会社に照らし合わせて掘り下げてみたいと思います。

※画像は『リッチマン、プアウーマン』HP スクリーンショット
 

【時価総額3000億の会社って何?】
ドラマCMで「時価総額3000億の企業」という言葉が使われていた『NEXT INNOVATION』。

「すごい会社なんだなぁ・・・」という気はするけれど、
いかにもドラマっぽい設定で、いまいち実感がわかないですよね。
さてIT企業で時価総額3000億、実在の会社でいうと、どこの会社なのでしょう?

 

【例えるならMobage?グリー?アメーバ?】
小栗旬演じる日向徹が社長の会社『NEXT INNOVATION』は
SNSを立ち上げて(推測)約10年、副社長朝比奈と会社を設立して約8年(設立2004年6月)、日本のトップIT企業となった・・・というシナリオ。

このデータを日本で人気のSNS、Ameba・Mobage・グリーを運営する会社と比較してみると・・・

 

【その1 サイバーエージェント?】
Amebaを運営する『サイバーエージェント』は
設立1998年、2004年からブログサービスAmebaを始め、2012年アメーバ会員数約2000万人。

NEXT INNOVATION(ネクイノ)は、会社設立から数年で登録者1000万人を突破したと受け取れるシーンがあるので、
成長速度は同じか、ネクイノが少し上といったところでしょうか。

では、ドラマのキャッチコピーである時価総額はどうでしょう。
サイバーエージェントは時価総額、約1400億。(2012年7月)

時価総額とは、株価に発行された株数をかけたものであり、株価があがれば時価総額は高くなります。
一般的にその会社の成長が大きいと期待されていればいるほど、価格は上がっていくことになります。

サイバーエージェントと発行された株枚数が同数として、ネクイノ株の価値を単純計算をするなら、
サイバーエージェントの2倍の価格がついていることになります。

単純に考えるなら2倍期待されている会社ともいえるかもしれません。
有名企業より、期待されている会社だと考えると、すごい会社だと実感できますよね。

 

【その2 DeNAぐらいの会社?】
時価総額3000億円にもっとも近いのはMobageを運営するDeNAで、2500億円。(2012年7月末)

1999年にネットショッピングを軸とした会社を設立。
SNS『モバゲータウン』のサービスが2006年に開始。2年後の2008年、会員数1000万人突破。

約8年間、SNS運営していることになり、
年数・会員数の伸び・時価総額、どれもかなり ネクイノっぽい、感じがしますよね。

DeNAは、ご存知のとおり球団を買収するなど、IT企業ながら、新たな分野の事業も行っており、
IT関連事業だけで展開しているネクイノより、手広く事業を行う会社といえるかもしれません。

 

【その3 グリーだとちょっと負けてる?】
2004年にサービスを開始し、約10年の運営で、
5000億の時価総額、国内登録者数3000万人以上のSNSを持つグリー。
こちらは、数字的にはネクイノの一歩先を行く企業です。

さらに、海外進出も成功しており、海外サービス登録者数は合わせて2億人以上。

SNSをメインとする会社では国内最大といえる会社には、一歩及ばない設定となっているものの、
NEXT INNOVATIONを現実の日本の会社と比べると、急成長したトップIT企業であることがわかります。
まさにモンスター企業・NEXT INNOVATION(仮想企業だけど。)

 

【生い立ちは 海外風あるある!】
次にネクイノの生い立ちを見てみましょう。

日向徹は高校・大学には進まず、20歳前後でソーシャルサイトのアイディアを形にします。
すぐに大手企業から買収の声がかかりますが、自身のSNSサイトに自信のある日向は、パートナー朝比奈と2人だけで会社を設立。

20歳前後でIT系企業を立ち上げる、という例はご存知の通りたくさんありますよね。

有名な例ですが、
8億人のユーザーを持つ世界最大のSNS・『FACEBOOK』を設立したマーク・ザッカーバークは
大学生時代に学内コミュニケーションツールとしてFACEBOOKを立ち上げています。
開設の際にはルームメイトなど数人が協力しており、そのまま創業者となっています。

古くは(と言っても1994年の話)『YAHOO』の原型となるWebサイトを立ち上げたのは、アメリカの大学生2人です。
原型となったWebサイトが翌95年にYAHOOとなりました。

 

【イマドキ社風!夢のようなオフィス!】
ドラマに描かれている会社の社風を見てみると、
社長の日向は、どんな時でもオシャレTシャツ、真面目なスーツなどは着ませんし、
どこか哀愁のただよう『サラリーマン』という言葉とは無縁のオシャレイケメンと
ミスキャンパス出身としか思えない若き美女たちがオシャレに精力的に働く姿が描かれています。

つい最近、サイバーエージェントが
「新卒を取りすぎたため、来年から採用人数を調整する」という発表をし、ネット上では話題のニュースとなりましたが、
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO44197710W2A720C1DT1001/

30歳オーバーの社員がほとんどいないように見えるネクイノも、若手をたくさん取り、そこから育成していこうという方針なのかもしれません。

ネクイノ社内にはオシャレなカフェがあったり、酸素カプセルやトレーニングルームがあり、
社長はおもちゃのバイクで遊びながら移動するという、かなり自由な雰囲気で、まるで夢のような会社!に見えますが、

これらも想像ではなく、実在の会社に基づいた設定のようです。
まとめサイト(http://matome.naver.jp/odai/2133648817027079901)にある通りグーグルでは
会社内にトレーニングルームがあったり、ラクガキできる壁があったりと
“会社”ではなく、”遊び場・仕事場・おうち”という要素を兼ね備えた場所として提供されているオフィスが目を引きます。

 

【球団買収で あるある完結?】
若くして、立ち上げたIT企業。オシャレで洗練されたオフィス。若い人材の育成。
たった数年で1000万人突破の巨大SNSサイト。

こう考えるとIT企業の”あるあるネタ”を十分に含んだ、実在してもおかしくない企業、
それが月9の『NEXT INNOVATION』

実在の成功したIT企業に照らし合わせると、ドラマ内でまだ実行されていない”あるあるネタ”は
「海外進出」「球団買収」「成長した会社の売却」くらいでしょうか?

ドラマは現在4話まで放送。
ストーリーでは、IT企業としては珍しい、公共事業への参入にチャレンジしているNEXT INNOVATION。

国内のIT系では、ソフトバンクのような大企業しか手を出していない公共事業ですから、
実在の企業に置き換えると、どれだけ大きな仕事にチャレンジしているかが見えてきますよね。

ドラマでは主演二人の恋の行方以外にも、
会社の未来も気にして見ると、よりいっそう楽しめるかもしれませんね。

NEXT INNOVATION 会社概要
http://matome.naver.jp/odai/2134243056334821001/2134258559044606503
(ドラマ内容に基づく仮想データです)

パソコンやスマート機器に詳しいアイドルとしてタレント活動をしている。 著書「世界一やさしいパソコンの本」 ネット放送局「ぴよひなチャンネル」運営 パソコン関連のイベント出演、HDDやネットの世界をテーマにしたCD発売、 ネット放送のテクニカルサポート、運営。

ウェブサイト: http://www.piyohina.com (公式HP) http://profile.ameba.jp/piyohina321/(ブログ) http://ch.nicovideo.jp/piyohina(運営インターネット放送局)

Twitter: piyohina

Facebook: piyohina