最近、心身ともにダルいかも・・・ ココロとカラダが湿気る病気、”梅雨シンドローム”に要注意

梅雨は1年で最も体調管理が難しい

 6月は気象の変化が激しく、体調を壊しやすい季節。1年で最も体調管理が難しく、特にむくみやすい時期と言われています。同時にメンタルの変化も起きやすいとされ、「6月病」と言われることも。

実はこの「6月病」よりも厄介な病気「梅雨シンドローム」なるものがとっても恐ろしいのです。カラダとココロを不調にしてしまう梅雨ならではの症状です。

なぜ、この時期に調子が悪くなるのでしょうか。

この時期は空気だけでなく、カラダも湿気る

 梅雨による湿気によりカラダも湿気ることをご存知でしょうか。ジメジメした気候が空気だけでなく、カラダそのものに水分を溜め込んでしまい、カラダに様々な悪影響を与えます。
 東洋医学では、この季節の過剰な湿気による体調不良を「湿邪」というようです。過剰な湿気は胃や脾臓(ひぞう)に悪影響を及ぼし、代謝力を低下させ、カラダに余分な水分が溜まってしまいます。結果、食欲不振、消化不良などを起こし、疲れが抜けない、食欲がでない、カラダがむくむといった症状が表れます。

カラダの湿気に加え、ココロも湿気させる「梅雨シンドローム」

6月のジメジメとした湿気と共に生活環境の変化なども起きやすい季節。新人研修が終わり新しい職場や部署での仕事、結婚や引っ越しなど、無意識にストレスがたまります。湿気で疲れが溜まりやすいこの時期にココロもジメジメしてしまう、まさにこの負の連鎖が「梅雨シンドローム」なのです。

では「梅雨シンドローム」の対策法とは一体どうすればいいのでしょうか。

対策1:カラダとココロの湿気を退治。代謝量を向上させる「運動」は最強の撃退法

カラダに溜まってしまった湿気は、運動することにより代謝量を上げ、多くの汗をかく事で撃退することが可能です。またココロの湿気対策に欠かせないのが「セロトニン」という脳内にある物質。セロトニンが不足するとうつ病になりやすいと言われています。適度な運動は、セロトニンを増やし、ココロの湿気を取り除いてくれます。運動はカラダとココロ両方の湿気を取り除く最強の撃退法なのです。

対策2:快眠は「梅雨シンドローム」を無力化させる

 「梅雨シンドローム」を撃退するには実は睡眠が大きく影響します。睡眠は「食事」と「入浴」の2つを意識することで睡眠の質を高め、結果、セロトニンの分泌を促進し、カラダとココロの湿気を取り除くことができます。
 まずはセロトニンを不足させない食事をするには、1日3食でバランスのよい食事をすること。セロトニンを作り出す材料となるのが必須アミノ酸の一種である「トリプトファン」という物質で、快眠を促すための必須要素です。実はこの快眠に必要な栄養素は納豆を食べることにより手軽に摂取できます。さらに納豆には快適な睡眠に欠かせないトリプトファン、ビタミンB12、GABAも含まれており、「梅雨シンドローム」撃退には最適な食べ物なのです。
 続いて睡眠前の「入浴」は、カラダの代謝を上げることで発汗を促し、カラダの余計な水分を汗で出してくれます。また温かい湯船に浸かるとセロトニンが分泌されると言われており、快適な睡眠をとることができるようになります。

「梅雨シンドローム」を撃退するお助けツール

「梅雨シンドローム」を撃退するには運動と睡眠が非常に重要ということはわかりましたね。わかってても、中々、理想の運動も食事もできないという方のために、いくつかお助けアイテムをご紹介しましょう。

お助けツール1:スマホのトレーニングアプリ

どう運動していいかわからないという方、そんなあなたはスマホに頼りましょう。最近ではスマホがトレーナー代わりになるアプリが登場しています。代表格はアディダスグループが展開するRuntasticシリーズでしょうか。プロのトレーナーが動画で教えてくれるので、運動初心者には手がつけやすいアプリです。各アプリは種類にもよりますが250円のものもあれば、月額1200円のプランもあります。(「Runtastic for docomo」では人気の9種類を月額350円で活用できるため、しっかりとトレーニングしたい方にはこちらがオススメ。)

お助けツール2:睡眠の質を記録する睡眠管理アプリ

睡眠の質が高いか、低いかをなんとなく感じるのではなく、しっかりとスマホで管理しましょう。「Sleepdays」というアプリは睡眠中の呼吸や振動で快眠度を個人別に測定するアプリです。日々の睡眠を振り返ることで、日々の「梅雨シンドローム」対策の改善に活かすことができます。睡眠の室が高まっているかどうか、自分の目で見ることが重要になります。無料アプリなのでまずは試してみるのがいいでしょう。

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