さまざまな技術やサービスは、退職者が、働くことを容易にし、健康を保ち、家庭で暮らし、友人や家族や社会との接触を維持する。 2015年11月29日
By Joseph F. Coughlin、WSJ
定年退職を迎える世代の人達に対する、とっておきの質問は、「これから先、どのように、長生きしますか?」という単純なものだろう。
多くの人達は、定年退職したあと、長い生きして、より多くの自由な時間を、どのように過ごすがも、大きな課題になるだろう。
(続き)
3)友人や家族との接触を保つ。
多くの定年退職した人達が、齢を取ると、健康について心配しているが、社会生活を維持していく能力についても心配している。
友達、家族、および、社会との対話は、定年退職者に活力を与える。
多くの退職者は、友達や家族や社会と対話できないと、孤独感を抱く。
多くの退職者は、配偶者を失うと、寂しさに直面しなければならない。
Skypeといった、通信アプリケーションは、退職した高齢者が、遠くにいる、友達や孫などと、ビデオ電話やメッセージ・チャットで会話できるようにする。
オンラインで、友達や親戚などと、コミュニケートし、メッセージや写真などのコンテンツを共有したり、コミュニケートしたりできる、ソーシアル・メディアは、高齢者にも、広く利用されるようになった。
オンライン・コミュニティ、Connected Livingは、シニア住宅で、友達や家族や親戚などと、互いに、高齢者に接することができるようにする。
過去の7年間に、米国の36州に住む、6万人以上の高齢者が、オンライン・コミュニティ、Connected Livingにアカウントを登録して利用している。
2015年3月に開設された、50才以上の高齢者向けの、出会い系サイト、OurTime.comには、これまでに、200万人以上の高齢者が、アカウントを登録している。
ITスキルのある退職者は、Facebookのような、ポピュラーなソーシアル・サイトを利用しがちである。
現在、Googleが改善している、拡張現実感を提供する、スマート・グラス、Google Glassは、遠く離れているユーザ同士が、互いに、見ている風景を共有しながら、会話できるようにするので、あたかも、同じ場所で会話しているような感覚を体験できるようになるようだ。
このスマート・グラスは、会話のコンテキストに依存して、他の有用な情報を提供するという。
退職者は、友達を夕食に招待し、新しいレシピから、食事の用意をするために、段階的に示される説明書を提供する、このスマート・グラスをかけて、料理をすることができる。
(続く)