昨年はアベノミクスの三本の矢を、出走予定だった3頭と結びつけてみました。
今年は増税によるマイナスが大きく、成長戦略に期待が集まらざるを得ない状況になっています。
成長戦略は大きく3つに分けることができます。
1つ目はグローバル化。貿易だけでなく労働市場における外国人の活用なども挙げられています。
2つ目は企業の活性化。法人税の引き下げや労働市場の流動性向上が中心になっています。
3つ目は女性の活用。子育て支援や税社会保障制度の変革に焦点が当たっています。
この3つは今年の凱旋門賞出走予定馬に当てはめることができます。
グローバル化は、ドバイデューティーフリーを制しロンジンワールドベストレースホースランキング1位に輝いたジャスタウェイが相応しいでしょう。昨年の天皇賞秋、今年の安田記念を制していますが、グランプリやジャパンカップを制覇していないことで国内評価は若干低めになっています。
グランプリ3勝を含むG15勝馬ゴールドシップは得意コースでは現役最強馬と言えますが、不得手なコースは勝ちきれないという特徴を持っています。日本独自の労働市場を持つ国内企業に当てはめると良さそうです。
今年の桜花賞を制したハープスターはまだまだ成長途上の3歳牝馬です。札幌記念では斤量5kg差がありましたが、ゴールドシップを寄せ付けず、サンエイサンキュー以来の3歳牝馬による制覇となりました。凱旋門賞は3歳牝馬が斤量で有利とされていますが、ハープスターが勝つようならビジネスの世界でも若い人が有利になるハンデ戦を用意するのが面白そうです。
経済が成長している時はそれを象徴するスターが現れるもので、スターと自分を重ね合わせることでやる気が出て生産力が上がることがあります。
ジャスタウェイが勝つなら海外に目を向ける人が増えるでしょうし、ゴールドシップなら自分を活かすのに最適な場所で成果をあげようと考えやすくなるでしょう。ハープスターが勝てば若い女性を活用するのが今後の経済成長に必要なのではないかと思ってしまいます。
今年はフランスに滞在する馬がいないということで不安はありますが、頑張って欲しいものです。
(画像はスポニチの記事から)