今年の夏も暑くなりそうだ、などと言っていたら大型連休ですでに夏日という季節感ゼロの状態になっている。日本人はやはり四季を通じて体が慣れているようにできているのか、急激な季節の変化が起こるとどこかしら体の調子が悪くなったり、食が進まず衰弱したり、逆に食べ過ぎで胃が弱るようなまるで夏バテが来たような不安定な状態になる。
本来は食生活から改善していけば順応できるのだろうが、体調が悪ければ躊躇することなく医師の診察を受けるjことは言うまでもないが、とりあえず食べやすく栄養たっぷりな「海藻類」でミネラル補給を考えてみよう。
めかぶ
まずは、「めかぶ」だ。感覚的に「ネバネバ」が体に良いというのは納豆でもおなじみだが、めかぶには水溶性食物繊維が豊富で脂質やカロリーが低いので、食事の最初に食べることにより満腹感も得られ消化も助ける二面性を持っている。
トリトンフーヅのめかぶは納豆のような食べ方ができ、切り方やタレの有無、産地により複数の製品がある。食べてみたが、確かに同じめかぶでも製品により味わいが異なる。
のり
次に「のり」だ。海苔も海藻で同社の「無限のりシリーズ」は、シート状の板海苔ではなく、収穫したまま乾燥・焙煎した「ばらのり」である。めかぶと同様に複数の「フレーバー付き」製品が発売されている。
プレーンのものから、ワサビや塩で味付けされたものがあり、目的により使い分けができる。定番の使い方としてはやはりご飯にそのままかけて食べることだろうか。
ちょっと小腹がすいたときに、レンチンご飯と和え物風のあっさりしたサラダにたっぷりの「ばらのり」をかければ、立派なご飯とおかずになる。海苔の風味と付けられた好みのフレーバーで、ご飯がすすむのは日本人なら誰にも経験があるはずだ。ミネラルたっぷりの海苔と磯の風味で簡単にご飯をいただきたい。
海藻×海藻
しかし「めかぶ」も「のり」も同じ海藻なのであれば、親和性が高いはず。しかも最初に食べることにより消火にも満腹感にもつながるの出れば、一緒に食べてた方がむしろいいのではないかと考え、「めかぶ」に「のり」をたくさん加えてまぜまぜして食べてみた。やはり何の違和感もないのは海藻同士だからだ、めかぶのほのかな塩分に海苔の磯の風味やフレーバーがマッチして、これだけで十分にご飯のおかずになる。究極はこれをご飯にかけて「めかぶ海苔丼」にすることだ。容器一つで手間いらず、満足のできる美味しい海鮮(海藻だって海鮮だ!)丼が出来上がる。
インバウンドで外国人が日本食に注目している中で、日本人は当たり前すぎて忘れかけているのかもしれない海の恵みを遺伝子レベルで思い出して、時短簡単などんぶり飯で不調予防に努めてみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影次回