(NASA)
宇宙を観察しているとさまざまなことが分かる。特に天体を写真で見ると、肉眼では捉えられない光を明らかにすることもできる。最近は電波望遠鏡も開発されていて、肉眼だけでなくさまざまな波長で宇宙を観察することができるようになった。
NASAの赤外線天文衛星「スピッツァー」は、赤外線で宇宙を観察する望遠鏡だ。宇宙空間を秒速24kmで突き進む恒星とその進行方向に広がる繊細な構造の姿を鮮やかにとらえた。この星は、かつてパートナーだった別の星の爆発の際に振り飛ばされたと考えられている。
びつかい座ζ星は、2.5等級で日本からは夏に見やすい。NASAの赤外線天文衛星「スピッツァー」が、宇宙空間の塵の中を秒速24kmで進むへびつかい座ζ(ゼータ)星をとらえた。恒星から吹き出す激しい恒星風が周囲のガスや塵とぶつかってアーチ状の衝撃波(バウショック)を生み出し、星の進行方向の前面に広がる繊細な糸のような構造として見えている。
この赤外線画像は、スピッツァー宇宙望遠鏡が撮影し、NASAが12月18日に公開した。ゼータ星は高速で移動しており、そこから吹き出す恒星風が、塵の中にバウショック(弧状衝撃波)を作り出す。発光する薄い布地のように見えているこのバウショックは、赤外線波長でしから捉えられない。
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参考HP Wikipedia:大規模観測計画 スピッツァ-宇宙望遠鏡 Astro Arts:宇宙のハンマー投げで飛ばされた星