「嘘は良くない」田村淳さんがザテレビジョンの記事にクレーム 表現の難しさ指摘する声も

  by 中将タカノリ  Tags :  

7月11日、Twitter上で人気タレントの田村淳さんとテレビ情報誌「ザテレビジョン」の間で記事中の表現の正確さについてやりとりする一幕があった。

事の起こりは同日、ザテレビジョンが掲載した田村さん出演のバラエティ番組「拝啓、芸能人さま~手紙がたくさん届いてます~」(フジテレビ)についての記事。

これを読んだ田村さんが「ロンブー田村淳、デビュー当時の最初のファンからの手紙に号泣」というタイトルについて

「『号泣』 -広辞苑- ごう‐きゅう【号泣】 大声をあげて泣くこと 確かに少し泣いたけれど…号泣ではないですw告知して頂けるのは本当に有難いのですが…嘘は良くない^_^ 」

と指摘したのだ。

https://twitter.com/atsushilonboo/status/1149248669226426368

これに対し、ザテレビジョン側はすかさず反応。

該当部を訂正した上で

「記事をご覧いただきありがとうございます。
ご指摘いただいた該当箇所、弊社サイト内記事では「号泣」を「涙」に修正いたしました。この度のご指摘を胸に、今後、より一層気を引き締めて情報発信に努めます。
最後になりましたが…番組の放送を楽しみにしております!」

と謝罪。

https://twitter.com/thetvjp/status/1149297756105629696

迅速な対応が功を奏したのか田村さんも

「『恐縮』 です… これからもよろしくお願いします🥺」

と矛をおさめた。

メディアでは少しでも多くの人の目を引きつけようと、ついつい大げさなタイトルや見出しをつけてしまいがちだ。今回のザテレビジョンの記事はそもそも番組を紹介、宣伝する目的の好意的な内容だったため大きな問題にはならなかったが、社会問題や犯罪を扱う場合はこうした脚色が個人や社会の不利益を招いてしまうことがままある。

この一連のやりとりを見たTwitterユーザーからは

「テレビってどうしても着色してしまうんですよね。 でもそうしないと、つまらない、、 難しいもんですなー」

「語弊や不愉快な状況を招くことがあるから 適切な表現は重要だと思います 淳さんとザテレビジョンさんの対応を褒めたたえたいです 「倫理的で大正解だ」と思いました」

「日本語には動詞を名詞化するのに一般的な方法がない。熟語があればそれを使うけど、「泣く」には熟語を含め名詞形がないから、体言止めの文などではいまいち意味がそぐわなくても「号泣」を使いがちになる。日本語は不自由な言語だ。」

「大爆笑、大暴露、大激怒。 メディアの使う言葉は基本的に信じてませーーん」

などさまざまな意見が上がっている。

※画像は『Twitter』から引用しました
https://twitter.com/atsushilonboo

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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