「京都大学」の英作文で、やってはいけない3つのこと。
私は、名古屋の7つの大規模予備校、塾、専門学校で14年間英語講師をしておりました。40人いる講師の中で、2番人気でした(生徒アンケート)。また、自分の塾で長年、京都大学の英作文の添削を行ってきました。
そして、気づいたことがあります。それは、多くの生徒n方が高得点をとれる英語がどんなものか知らないこと。あるいは、勘違いされていること。その3つだけお教えしましょう。
1、「文法的に正しければオッケー」
たとえば、「あそこに山が一座あり、以前ウサギが数羽みかけた」というのは文法的に正しい日本語ですが、違和感がある。それは、古すぎるから。現代日本人は、学者や教師が何と言おうと、山を座で数えないし、ウサギを羽という人もほとんどいない。
2、「通じれば問題はない」
たとえば、「私は、夕食を召し上がった」と言えば、意味は通じる。でも、自分に尊敬語を使うのは違和感がある。よほど、自分をエライと思っているのかもしれないが、意味は通じても日本人ではない感じがする。
3、「難しい単語を使えば高得点」
たとえば、「これは人口に膾炙した明言だね」と言って、意味の分かる人はどれくらいいるのだろう?「この名言は誰でも知っているよね」という方が自然でしょう。「オレは知っているぜ」とアピールしても、受験では評価されない。
今、「本当に評価されないのかな?」と思った、キミ!そう、キミ。あたなの疑問は正しい。断定は良くない。仮定は、実証されなければ真実ではない。だから、私は実際に京都大学を7回も受けて実証したんだよ。
詳細は、こちらに書いておきました。
http://storys.jp/100002507170434
要点だけを書いておくと、
(1)、受験参考書や問題集にある文体で書いたら、6割。
(2)、英検1級や通訳ガイドの国家試験の教本みたいなのは、7割。
(3)、アメリカで生活していた口語で書いたら、8割。
という正解率だったわけ。私は、アメリカの中学校で指導経験があるし、英検1級や通訳ガイドの国家試験に合格しているから、デタラメではないよ。最初の2回は、高校生の参考書に書いてある講文や単語で書きました。次の2回は、英検の教本みたいに、ちょっと古い口語。最後に、アメリカで使っていた現代英語で書いてみた。
ボクみたいなものが(無名という意味)大先生(大学教授や大規模予備校講師という意味)の書かれた参考書に文句をつけたって、誰も耳を貸してくれないだろうけど、本当だよ。
なんせ、Z会は8年間やって徹底的に研究したし、河合や駿台の「京大模試」は10回受けて模範解答をチェックしたもんね。