元スッチーブログによるインバウンドマーケティングの手法とは

  by 原木ゆうこ  Tags :  

マーケティングの手法として、今まではCMやDMにより顧客に直接働きかける「アウトバウンドマーケティング」という手法が主たるものだった。
しかし今ではインバウンドマーケティングが主流になっている。
この手法はあくまでも「顧客側」からアクション、最終的には購入、というものを目指すマーケティングの手法である。

インバウンドマーケティングではまず顧客が「知ること」から始まる。
そのお店の存在なり商品なり、「あるもの」を「知る」こと。
これを認知という。
認知の獲得の方法として入りやすい方法とは、Facebookなどのソーシャルメディアやブログなどが一般的である。

インバウンドマーケティングの1番簡単で理想的な流れの例を挙げてみよう。

Aさんが車の購入を考えてネットで検索する。
大きな買い物なので、もちろんよく考えるつもりで情報を得ようとする。これが認知に当たるものだ。
検索で気になるページを発見する。
このページはブログであろうがソーシャルメディアであろうが、検索者が満足を得られる情報が満載でなければならない。
無償の情報提供や楽しそうなイベント情報の提供もあった方がいいだろう。
車だったら試乗会の情報などがそれに当たる。
そこで認知から興味にステップアップする。
興味を持ってもらったら、次はファンになってもらわなければならない。
ファン化というのは「顧客」になるための助走段階の様なものだからだ。
この辺りで売り手側はそろそろファンになりそうな人のメールアドレスを入手しなくてはならない。
Aさんもブログを読んだり色々な情報を得て、車購入へのモチベーションが上がってきた。
そこで、イメージとしては雑誌の袋とじ企画の様なもの。
クリックしてメルマガ登録をすればもっといい情報が得られる選択に持ちかける。
あらゆるメディアはメアドゲットのための手段なのである。
メルマガ購読を始めたAさんは更に車が欲しくなってくる。
このメルマガは読者がよりワクワクするようなものや具体的な検討に結びつくものでなければならない。
価格表であったり、商品一覧、オプションであったり、より具体的なイメージに働きかけるものがいい。
Aさんはここで検討段階に入る。
売り手からすればAさんはかなり手応えのある「見込み客」にレベルアップだ。
売り手側は車を買う気満々になってきたAさんに対して、メールなどの直接的な手法を用いて更に具体性を出しながらAさんが車購入に踏み切るためのダメだしが必要になる。
なので、認知段階から含めてAさんに与えるコンテンツは全て、Aさんのモチベーションを上げるためのものでなくてはならない。
ダメだしの方法としては、一例として無料体験(車ならAさんだけのための試乗体験)などが考えられる。
Aさん。「決めたー!懐と相談してこれにするか!」
ネットの通販で言えば「カートに入れる」をポチ!だ。

かなり大まかだが、これがインバウンドマーケティングの流れである。

で、そろそろ本題に入りたいと思う。
あたしは温泉マニアである。
だから、ネットの検索では色々と温泉についての情報を仕入れている。
5年以上前から気になっていたブログがある。
元スッチー、今でいう元CAさんが書き綴っていた温泉ブログだった。
前は親切丁寧な、女性に優しい混浴の情報をたくさん紹介してくれていたブログだった。
ただ、ただそれだけ。
文章力はさすが元スッチー、かなり読みやすい。
もう随分長くブログも続いているのだが、最近はっと気が付いた。
ブログがサイト化していた。
しかし、メインはあくまでもブログではある。
彼女もFacebookやTwitterもやっているし、既に一介の温泉好きなキレイなお姉さんではない。
混浴ジャーナリストとして雑誌などでも活躍している。

Googleの検索で「混浴」と入れただけで、彼女のサイトがトップページに出てくる。

メインは混浴温泉。混浴温泉についてはかなり親切丁寧な情報を示してくれてある。
5年以上は綴っているブログだから、情報量もかなり豊富だ。

で、あたしが気になったこと。
このサイトのトップページを見れば分かることなのだが・・・
メルマガであの、どきどきワクワクの袋とじ企画が用意されているのだ。
これって、インバウンドマーケティングじゃない?

温泉への認知、無料の情報提供、メルマガ登録、更なる詳細情報、お宝映像の袋とじ企画・・・
これに続くものは何なんだろう?

えーと・・・
あたしはお宝映像にはそれほど興味はないので、メルマガ登録はしていません。
しかし、混浴温泉の情報が欲しい人にはオススメのサイトだと思う。
地図、場所、画像、泉質、脱衣所などの情報、女性にとっては混浴難易度まで★マークで分かりやすい説明だ。

メルマガ会員になれば、お宝の袋とじ企画を見ることができるらしい。
しかし、それにはメールアドレスを登録しなくてはならないのだ。

お宝の袋とじ企画の封を切ってみたい方は是非サイトをのぞいてみて下さい。

42歳、バツ一肉食系熟女、貧困熟女とも言われています。 職歴は主にサービス業、文筆系。 10年間の主婦、育児の経験もあり。 人生の三分の一はアングラの世界で生きて来ました。 人様にはなかなか言えない経験、体験談、雑学などを元に、 多岐に渡り情報を発信したいと思っています。 硬い文体から砕けた文体に対応します。 「誰にでもすっと入るコトバ」を心がけて執筆しています。 「コトバ」は身体に、浸透するものなのです。

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