切なすぎる『豆腐店、続々廃業』のニュース

  by あおぞら  Tags :  

『365日働いても利益ない』と豆腐店が続々廃業しているというニュースを読み心が苦しくなりました。豆腐屋といえば勤勉の代表のような職業で、朝の早くから実直に働いています。今や豆腐はスーパーで売られているものを買うのが殆どで、豆腐屋さんで買う人は圧倒的に少ないのでしょう。そもそも豆腐屋さん自体が激減してるのだと思います。

ニューヨークのチャイナタウンに10年ほど前までは豆腐屋さんがあったのです。油揚げなども売っていて重宝していました。しかし、ニューヨークの豆腐屋さんも利益が出なかったのでしょうね、いつの間にか店じまいして、その後はお土産屋に姿を変えていて、とても淋しい気持ちになったことを思い出します。

消費者にすればこの暮らしにくい世の中で、少しでも安いものを買いたいのが常。消費者の頭の中には豆腐屋さんの存続危機までは考えが及ばないと思います。ただ、こういうニュースをみるにつけ、考えるところがある人も多いはず。

豆腐屋には原材料の大豆こそが命。ただ、5年前から輸入大豆の値段が高騰したそうですが、そうなるともう太刀打ちできません。

消費者にはスーパーの安い豆腐はありがたい。但し、豆腐の安売り競争の結果、競争に参加できない豆腐屋さんは撤退を余儀なくされるとは、なんとも悲しい話であるか。

ニュースは結果を報道するものでもあるけど、もしも、この実直な豆腐屋さんの存続危機をマスコミが何かしら日本に知らせることが出来ていたら、いくつかの豆腐屋さんは経営を持ち直せたかもしれません。

総選挙とやらで聴かないCDをまとめ買いするアイドルファンが大勢いて、アイドル産業を盛り上げて、それも経済効果の一環でしょうが、そういう特異な産業の裏腹で、本当にお金を支払う価値のある豆腐屋さんが潰れていくのがなんとも残念です。

なんで人は豆腐屋に豆腐を買いに行かなくなったのか。味を主張しない白い豆腐が不憫でならないですね、こういうニュースは。

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