伊勢神宮式年遷宮の年に参拝してみた

  by あおぞら  Tags :  

暑い夏だった、2年ぶりの日本の夏だった。

20年に一度の慶事である伊勢神宮式年遷宮のこの年に伊勢神宮に参拝に行きたかった。JR名古屋駅から乗り換えてローカル線をゆっくりゆっくり走る。車窓の風景はのどかな紛れもない日本の風景で、私の暮らすマンハッタンの摩天楼ジャングルにはない心の落ち着きや安らぎを感じ入りながらローカル線は心地よい音を立てて先へ進む。

伊勢神宮参拝にはJR伊勢市駅に降り立つのはわかっていたが、実際、JR伊勢市駅に到着してみても、あまりにも駅前に目立つ建物もなく、実際ここが伊勢神宮の最寄り駅なのか不安になる。しかも式年遷宮で駅にも人が賑わうと思っていた私はあまりにも閑散としている駅に本当にここでいいのだろうか更なる不安が募る。

駅を後にするとなんとなく、それとなく、この駅で違いはなかったと思い始める。高い建物などなく平に広がるその土地を表示に従い伊勢神宮の外宮に向かう。このあたりからなんとなく浮かれ気分になっていた。名物伊勢うどんの店などを目にしながら足早に外宮に向かう。

神社の種類には神社、大社、神宮とあり、神宮が一番位が高いと書物で読んだ。その神宮の中でも一番位の高い伊勢神宮は実際歩いて見ると、明治神宮を彷彿させた。それでも、やはり明治神宮とは違う。三重県はやはり東京と比べ自然に包まれていて、特に伊勢神宮の周りは時が止まっているように見えた。

外宮を参拝して次は内宮に向かうが、ここで徒歩でな移動手段は路線バスであることを知る。外宮を出るとバス停がある。バス待ちの客は私のような参拝者ばかり。ガイドブックを片手に夏ゆえ家族連れが多い。

バスに揺れながら生まれて初めて見る三重県伊勢市の風景を目に焼き付ける。路線バスなので土地の人も利用する。高齢者の方々は女性が元気なようで外出率は圧倒的に女性が多かった。一期一会のバスの乗車客同士だった。

内宮の方が伊勢神宮に於いては重要であろう。横綱で例えると圧倒的力のある東の横綱のようだ。広い、清らか、心洗われるとはまさにあの空間を言うのであろう。日本人に生まれてよかったと思った。理屈ではない、ただそう思うのだ。

人間にも、建物にも、節目がある。その節目を大切にしたい。

これから20年後何をしているのだろうか…… そんな気持ちに祈りを込めて、ちょっと遠出の伊勢神宮に、特に式年遷宮の今年の参拝をお薦めしたい。

画像: from flickr Yahoo
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