電気自動車の心配事といえばバッテリーの容量と航続距離です。 GE(ゼネラル・エレクトリック)の研究所が従来のバッテリーの1/4のコストでバッテリーを製造する技術を公開しました。 コストを同じと考えると従来のバッテリーの4倍の容量があるということです。
ただ水を加えるだけ
GEは本技術のことを「Just Add Water」(ただ水を加えるだけ)と言っています。 原理としては単純で、バッテリーの外にタンクを用意し、ポンプで電解水を循環させます。 バッテリーの大きさを変えずに、電解水の量を増やすという単純な技術です。(詳しくは図を御覧ください)
航続距離380キロメートルも可能
搭載される具体的な自動車について発表はありませんが、本技術を使えば航続距離が380キロメートル(240マイル)と非常に長くなります。電気自動車のコストの多くは搭載するバッテリーによるもので、この価格が1/4になれば電気自動車が身近になるのではと考えます。
GEのプレスリリース
http://www.genewscenter.com/Press-Releases/Just-Add-Water-GE-Berkeley-Lab-Explore-Possible-Key-to-Energy-Storage-for-Electric-Vehicles-4268.aspx[リンク]
写真はwww.genewscenter.comから