
フジテレビ編成幹部の経費精算のニュース記事を見て驚きましたね、飲み会というか懇親会設定の経費が「スイートルームで約38万円」というのです。元人気タレントを招いて、ゴキゲンを取って、それが仕事に繋がるからと経費で落とす、イヤ、それを認めるフジテレビの担当部署もオカシイと思いますよ。
その人気タレントにヨイショすることで出世街道を駆け抜けたフジテレビ編成幹部は、今も雲隠れされているようですが、経費は使い倒すは、女性アナウンサーは呼び出しをかけられるし、もう、人気タレントの腰巾着100%であったわけで、周りも十分気づいていても何も言えなかったのでしょう。
ただ、サラリーマン社会というか組織はなかなかNO!は言えないものです。言えるよな勇者がいるとしたらきっとサラリーマンに甘んじてはいないと思います。経費の使い込みは大なり小なり一般企業でもあり、営業などで接待に異常に経費を使っても、その営業マンが突出した成績を残していたら、会社としては多めに見てしまうこともあります。ここらあたり微妙な判断なのですが、企業はグレーゾーンと思った時点で厳しい措置を取るべきだと思いますし、明確にルールは作るべきです。だいたいルールの甘い組織に付け込んで悪さをする人はいるものなのです。ズルい人はどんな方法を使ってもズルします。
フジテレビはお金にも規則にもルーズだったことは世間に知れ渡ってしまいましたが、また、新たなニュースの上塗りです。朝日新聞の記事『フジの反町解説委員、BS「プライムニュース」出演を当面見合わせ』によると
BSフジは1日、「BSフジLIVE プライムニュース」にキャスターとして出演している、フジテレビ報道局解説委員で、同元取締役の反町理氏(3月27日付で取締役を退任)について、出演を当面見合わせると発表した。
反町氏をめぐっては、3月31日に公表されたフジテレビ問題に関する第三者委員会の報告書で、女性社員へのセクハラ事案があったことが指摘され、同日の番組出演を見合わせていた。
今後についてBSフジは「フジテレビが第三者委員会の報告書で指摘された類似事案についてあらためて事実確認をしたうえで厳正に対処するとしており、それをふまえ判断いたします」としている。
とあります。フジテレビ報道局解説委員のキャスターが、政治記者の女性二人それぞれにパワハラをしていたようで、休日にそれこそドライブデートに誘ったり、丸一日を付き合わせるとは言語道断です。また、もう一人の政治記者女性には休日の行動を写真で送れと命じたそうで、この行動も異常です。会社に相談してもお茶を濁された感じで、引退した人気タレントの性暴力が明るみに出なければ、こちらのパワハラキャスターのパワハラは表沙汰にされることはなかったでしょう、恐いですね。
フジテレビの体質って異常だと思います。女性アナウンサーになるのは途方もない倍率を勝ち取って得た職業で、政治記者とて同じです。しかも、テレビ映りを気にしてか美形の女性政治記者が増えている傾向にあります。大事に大事に育ててきたフジテレビの女性社員の親御さんたちは、フジテレビ入局を手放しで喜んだことでしょうが、蓋を開ければパワハラやセクハラを娘たちはされていたことを知った時、どのような気持ちになられたことでしょうか、お気の毒です。
メディアの在り方、特にフジテレビは徹底的に変わるべきですね。無茶な経費の使い方をして、結果的に、スポンサー離れを引き起こし窮地に立たされているフジテレビ。でも、もし、この異常な経費の使い方を阻止出来ていたら、こういう事件自体は起きなかったかもしれません。
経費の使い方が不健全、また、それでもそれを糺さない企業は結局、後から泣きを見ることになるのでしょうね。