生物学者・福岡伸一氏が同行!ボルネオで環境問題・生物多様性を学ぶツアー開催【サラヤ】

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以前、記事で紹介していたサラヤの「いのちをつなぐ学校 by SARAYA」

日本全国の子どもたちに、感染症から自らのいのちを守る衛生の知識に加え、気候変動や環境破壊から地球全体のいのちを守る大切さまで、<いのちを未来につなぐための学び>を、動画コンテンツや社員による学校への出張授業を通して提供している教育支援・SDGsプロジェクトだ。

「いのちをつなぐ学校」の校長を務めるのは、日本を代表する生物学者・福岡伸一氏
WEBサイトでは、微生物学や疫学などの歴史から「生命とは何か」を動画で分かりやすく解説している。

今回、その福岡伸一氏とともに、マレーシア・ボルネオ島で環境問題や生物多様性、生命について考える「ボルネオ学習ツアー」を実施と、サラヤから発表された。

同社は、自社製品の原料のひとつである「パーム油」の生産地ボルネオで、生物多様性の保護と環境保全活動を行っている。

ツアーは、2024年8月16日(金)~22日(木)の6泊7日で行われる。
ボルネオの森林に生息する希少な野生動物や昆虫を探し、生物多様性の大切さを学べたり、パーム油(アブラヤシ) のプランテーション(農園)を見学し生物との共生について考える内容となっている。

ツアーの対象は、日本全国の中学生・高校生(定員6名)だ。

ボルネオ島でしか見ることのできない動物に出会えるロッカウィ野生動物園や、ボルネオゾウやオランウータンなど の希少な野生動物の保護施設を巡る行程。

生き生きとした野生動物の表情を見るだけではなく、なぜ野生動物の保護施設が必要なのかを考え、生物多様性や森林保全の観点から生物の「いのち」について考える機会となる。
さらには、地球の「いのち」について探究するため、パーム油(アブラヤシ)のプランテーション(農園)を見学に加え、現地農家との対話などを通じて、労働問題や人権問題などについても学ぶことができる。
まさに、<いのちをつなぐ>というキーワードにぴったりな内容だ。

さらに参加者が嬉しいのは、全旅程において生物学者・福岡伸一氏が同行するという点。子どもたちが直接質問をしたり、フィードバックをもらえたりと、”深い学びの機会”となりそうだ。

ツアー参加に向け、「生命への探究が伝わる作文」を中高生から募集
今回のツアーに参加する中学生・高校生を6名募集するために、サラヤでは「生命への探究心」が伝わる作文を募集している。

応募は6/10までで、オンラインで受け付けている。(URLはこちら
ボルネオ学習ツアーに参加したい理由や意気込み(A4用紙1枚、 形式自由)と、「いのちをつなぐ学校」のウェブサイトや動画を見て学んだこと、感じたことを作文(800字以内、PDF形式)にして送る形だ。
応募者の中から審査を行い、参加者6名の子どもたちを決定する。

さらには、福岡氏からの問いに答えて、サイン入り書籍などが当たるプレゼントキャンペーンも同時開催している。

生物学者・福岡伸一氏による対面授業を初開催

写真は、5/11に開催した、人間と地球の「いのち」について考える「いのちをつなぐ特別授業」の様子。
福岡伸一氏が、少年時代から持っていた「生命への探究心」や、福岡氏の代名詞「動的平衡」を解説した。
当日は、会場となった東京・中野の「新渡戸文化高等学校」の生徒5名から「センスオブワンダー」を感じた瞬間についてのプレゼンテーションも行った。

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