ゲオでリュックとモバイルバッテリーとケーブルを買ってみた!取材機材を詰めても満足の結果で買いだ

  by 古川 智規  Tags :  

年度変わりで新生活に入る方も多いだろう。学校にせよ会社にせよ、必ず必要になるのがカバンやバッグだ。最近はデジタルデバイスを多く持ち歩く機会も電力需要も多い。ダラダラと低電力で充電している場合ではない時すらある。
ゲオの『新生活応援フェア』が4月16日(水)まで行われているので、特に必要であろう3点を入手して使い勝手や性能を試してみたのでレビューする。

デイパックは後述するが、電源として必要なのがモバイルバッテリーと高性能ケーブルだ。オリジナル商品も多くコストパフォーマンスの高い商品がそろう。
写真左が長さ1メートルのUSB-AとType-Cのケーブルだ。バッテリーが高性能でもケーブルが必要な電流を流せなければ、ここがボトルネックになるので何でもよいというわけではない。
写真右はモバイルバッテリーでUSB-AとType-Cの2ポート搭載のPD規格準拠だ。10000mAhの容量がある。この数値は1時間に10アンペアの電流を流し続ける能力があるという意味だ。PD規格は電圧を上下させて多くの電力を送り込むことができる技術だが、このバッテリーは20w充電対応だ。USBの基本的な電圧は5ボルトなので5Vの電圧では4Aの電流が流せる計算になる。デバイスが20Wに対応していれば計算上は5Vで4Aだが規格上の制限のため5V3A(15W)で充電できる。すべてはデバイス側の対応状況ですべてが理想的な充電ができるわけではない。例えばデバイスが18W充電対応ならばデバイス側の規格までに制限される。バッテリー、ケーブル、デバイスの対応規格と能力により充電速度が決定するのだ。

リュックにも手提げにもなる2WAYデイパックは、大きさとしてはA4サイズ対応で14inch前後のPCまで収納可能。これであれば通勤や通学に使用して文句はないだろう。容量は複数から選択できるが、記者は最大の約33Lにした。最大の特徴はバッグ自体にUSBポートを搭載して内部に収納したモバイルバッテリーから取り出すことおなく給電できるという点だ。

USBポートからのケーブルは不足しているので、1mのケーブルはポートからデバイスまでの給電線となる。

外側に搭載されたUSBポートにケーブルを接続するとこうなる。普段は外しておいても良いし、横のボトルホルダー内に収納しておいても良い。

ボトルホルダーは小さいながらも両側にあり、500mlペットボトルが何とか入る。折りたたみ傘を入れておくという手もある。

メインの収納場所は多少は膨らんでもフタにマチが付いているので大丈夫だ。かさばるものを入れたとしてもちゃんと閉まるように設計されているのが親切だ。

メインの収納スペースにバッグインバッグを入れて、その上に業務用のカメラとレンズを入れて取材に出かけた。カメラとレンズだけで5kgはあるので、通常の通勤や通学、1-2泊程度の旅行や出張ならば何ら問題はないレベルだ。

レンズケースも入れてまだ余裕がある容量なので、頑張ればもう1本レンズが入るほどの容量には正直おどろいた。通常、業務用のカメラを持ち運ぶバッグは専用のものを用意するケースが多いが、このような汎用品でも十分だったのに感動した。

取材中はスマホは使わないので、そののケーブルを取り出してスマホを充電する。もちろん背負って歩きながらでも充電はできる。

背面にもポケットがあるが、それよりも背中に当たる部分がかなり分厚いパッドになっており、重量物を運んでも疲れない仕様だ。これは肩掛けの部分にも同じことが言える。手で持つと5kg以上は重いが、背負うとまったく気にならないのが不思議だ。

背中側の第2のスペースを開くと小物の他にPCが入るポケットが付いている。PC用ポケットには脱落防止用のバンドが付いており、このバンドがクロス状に配置されているおかげで、PCは簡単には抜け落ちないアイデア賞ものの設計になっている。

カフェでの短時間の作業であれば、ポケット部分を広げてPCを置いて作業すればすぐに移動しなければならない時でもすぐに収納可能で、リュックを下に置かなくても済む。

この肩パッドの広さと厚さがわかるだろうか。これで疲れるの出れば、容量を落とした小さめの方を選ぶしかないほどよくできている。チェストバンドはほとんど使う必要はないだろうが、ハイキングや重量物を背負ったとき、海外旅行の際の防犯のためにはあって邪魔になるようなものではない。
また、白い帯は反射器で夜間の徒歩移動や自転車運転時でも安全を確保する至れり尽くせりの設計になっている。

さて、肝心のモバイルバッテリーとケーブルでのバッグからの充電性能だが、18WでのPD充電に対応したスマホ側で測定した結果、11.2Wの瞬間充電電力をたたき出した。これはかなり優秀だ。モバイルバッテリー・付属のケーブル。USBポート・購入ケーブル1mと中継してスマホ側で11.2Wの充電ができているのは驚異だ。スマート充電機能を搭載しているスマホなので、残容量と使用状況により適宜最適な電力を計算していることを考慮しても、すごい成績だ。これならば、電車でスマホをいじっていても残容量から80%程度の充電はすぐだろう。
デザインや機能性はもちろんだが、計算と実測で客観的な結果が出てしまうバッテリー周りの性能も満足のいくもので、この3点をセットで購入すれば移動時のデジタルデバイスのバッテリー問題は解決しそうだ。他の家電も販売されているので、新生活のスタイルに合わせて選択してみてはいかがだろうか。

※写真はすべて記者撮影

乗り物大好き。好奇心旺盛。いいことも悪いこともあるさ。どうせなら知らないことを知って、違う価値観を覗いて、上も下も右も左もそれぞれの立ち位置で一緒に見聞を広げましょう。

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